レポートの順序が前後しますが、10月下旬、岡山国際サーキットで開催される「スーパー耐久レース in 岡山」の取材に、愛車の「ID.4 Pro Launch Edition」で行きました。東京〜岡山往復の走行距離は、なんと1,382km!

目指せ“オカコク”!

10月はこの岡山行きに加えて、その前の週に大分で開催される「AUTOPOLIS GT 450km RACE」に行くつもりでした。とくに大分行きは、今年7月、ID.4にトラブルが発生して九州上陸が果たせなかっただけに、「今度こそは!」と意気込んでいました。ところが、急な海外出張が入り九州行きは断念。「スーパー耐久レース in 岡山」についても、出張から戻るのが岡山行きの週の金曜日午後ということで、クルマで行くかどうか迷いましたが、最終的には「まあなんとかなるだろう」と、ID.4での岡山行きを決行しました(笑)

出発の金曜日、都内の自宅を出たのは午後5時過ぎ。首都高〜東名〜新東名〜伊勢湾岸道〜新名神〜名神〜新名神〜中国道というのがおおまかなルートですが、さすがに夜通し走る元気はないので、途中どこかで一泊するつもりです。

出発時のバッテリー残量は約80%、走行可能距離は400km。150kW急速充電器がある新東名・浜松SAが約250km先ということで、まずはここを目指すことにしました。基本的に高速道路ではACC(アダプティブクルーズコントロール)を制限速度にセットして走行。新東名では一部区間が120km/hになりますが、速度を上げると目に見えて電費が落ちるので、ここでは100km/hに設定します。

新東名・浜松SAにて。今回も90kW超の数字は見られず……

浜松SAに到着したのは午後9時過ぎで、この時点でバッテリー残量は20%。充電には打ってつけの状況です。さいわい150kW器は先客もなく高出力を期待したのですが、実際の充電電力は70kW台で、期待した90kW台は今回も見ることができません。30分で36.3kWhチャージし、バッテリー残量は67%まで復活しましたが、他に充電しているEVがなかったので“おかわり”。90%まで増えたところで浜松SAをあとにすることに。

この時点で午後10時近かったので、高速道路沿いのホテルを検索したところ、普通充電器のあるところが見つかったので、急遽進路を東名の豊川ICに変更しました。ホテルは「ルートイン」で、普通充電は「e-Mobility Power」で認証が可能。翌朝5時に出発する時点でバッテリー残量は100%、走行可能距離は436kmまで回復しました。

次の目的地は名神の草津SAです。ここには90kW器(2口)と50kW器があるので、西へ向かうときには外せません。ここでもさいわい90kW器が空いていたので、30分の充電で23.9kWhを追加し、バッテリー残量は59%から88%に回復。その後、中国道の加西SAで80%まで充電し、播磨道の播磨新宮ICで高速を降り、ここからは一般道で岡山県美作市にある岡山国際サーキット(オカコク)を目指しました。

岡山国際サーキットに無事到着

往路は順調だったが……

岡山国際サーキットには昼過ぎに到着し、なんとか土曜午後の予選にまにあいました。取材後は兵庫県の赤穂市に泊まり、海の幸を堪能。翌日は海まで出かけたあとに再び岡山国際サーキットに。途中のコンビニに急速充電器があったので30分充電しますが、出力が低く8.8kWhしか増えませんでした。時間制の料金なのでコスパが悪いです。

岡山国際サーキットでは午後から決勝レースが行われ、終了後、そのまま帰路につきました。播磨新宮ICに辿り着いた時点でバッテリー残量は50%を切っていましたので、まずはSA/PAで充電です。お目当ての中国道・加西SAまでは約40kmですので楽勝です。

“高速充電なび”を見ると先客はいなかったのですが、現地に着くといままさに充電を始めたEVがいるではありませんか! ここで30分待つのもなんですので、目的地を50km先の新名神・宝塚北SAに変更。ここにも先客がいましたが約15分待ちで空きました。30分充電し、21.8kWhをバッテリーに追加。バッテリー残量は26%から55%に増えました。

新名神・宝塚北SAにて。30分で21.8kWh充電。バッテリー残量は26%→55%に。

ここから先は走行も充電も順調で、名神の草津SA、新東名の浜松SA、同駿河湾沼津SAで休憩と充電を行いました。浜松SAと駿河湾沼津SAはともに150kW器でしたが、やはり90kW台にはいたらず……。60〜70kW台が出ているので、40〜50kW器で充電するよりも効率的ではありますが、少し残念です。

新東名・浜松SAにて。

そんなこんなで東京に戻ったのは月曜日の午前4時。到着時のバッテリー残量は45%でした。

今回の走行距離は1,382km。途中に充電した電力が227.3kWh、充電に要した時間は246分(ホテルでの普通充電は除きます)、充電の順番待ちは15分でした。エンジン車で移動しても、途中の休憩時間はおそらく3時間くらいになるはずですので、充電により余計にかかるのが約1時間というのはさほど苦になるものではありませんでした。中国道や山陽道に90kW/150kW級の急速充電器が増えれば、さらに楽になりますね!

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)