“雪も走れる夏タイヤ”として、登場以来人気が高まる「MICHELIN CROSSCLIMATE」が「CROSSCLIMATE 2」へモデルチェンジ。その進化をGolf Touranオーナーとともに探ります。

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正常進化した「MICHELIN CROSSCLIMATE 2」

MICHELIN CROSSCLIMATEが装着された「Golf Touran TDI Premium」をさまざまなシチュエーションで走らせてきたフォトグラファーの小林 稔さんが、2回目の車検を機に選んだのが、CROSSCLIMATEの最新版であるCROSSCLIMATE 2です。

CROSSCLIMATE 2は、2021年に発売されたCROSSCLIMATEシリーズの最新版。CROSSCLIMATEが“雪も走れる夏タイヤ”として、「突然の雪に慌てない」「夏タイヤのドライ/ウェット性能はキープしたい」「季節ごとのタイヤ交換から解放されたい」というユーザーのニーズに応えることで、登場以来人気を集めてきました。その進化版であるCROSSCLIMATE 2は、これまでどおり「雪も走れる夏タイヤ」としての位置づけはそのままに、「ドライ/ウェット性能の向上」「より進化した雪上性能」「夏・冬ともに高い性能が長く続く」ことを目指したといいます。

これを実現するため、CROSSCLIMATE 2では1年を通じてより安全に走行できる新開発の「サーマル・アダプティブ・コンパウンド」や、排水・排雪性能が向上した新Vシェイプトレッドパターンなどを採用。実際、従来のCROSSCLIMATE +に比べて雪上でのブレーキ性能が7%、ウェット路面、ドライ路面でのブレーキ性能がそれぞれ6%、5%向上したというデータがあります。

日本ミシュランタイヤのBCタイヤ事業部マーケティング部でブランドマネージャーを務める成瀬朋伸さんも、「最新モデルだけに、CROSSCLIMATEより、絶対に良くなっていると断言できます」と胸を張ります。

この冬が楽しみに

Golf Touran TDI Premiumに装着したのは、新車装着タイヤと同じサイズである215/55R17のCROSSCLIMATE 2。交換作業は、Volkswagen/Audiの専門ショップであるmaniacs STADIUMに依頼しました。

タイヤを交換してから約半月後、小林さんと再会。この間に愛車のGolf Touranで東京〜鈴鹿サーキット、そして東京〜モビリティリゾートもてぎを往復したといいます。さっそくCROSSCLIMATE 2の印象を伺うと……

「これまでのCROSSCLIMATEも、一般道から高速道路まで、サマータイヤと変わらないしっかりとした印象があり、乗り心地も快適でした。これに対してCROSSCLIMATE 2は、より静かで、さらに乗り心地が快適になった印象です。雨の中を走ることもありましたが、安定感も抜群で、まさにオールマイティなタイヤでした」(小林さん)

ところで、小林さんには気になることが。

「CROSSCLIMATEは長く使っていても性能の低下が感じられませんでした。替えどきはいつなんでしょうか?」

これに対して成瀬さんは、「ミシュランのタイヤは性能が長続きするため、替えどきがわからないとよく言われます。ゴム製品ですので4〜5年で交換をおすすめしています。このCROSSCLIMATE2では摩耗の度合いが3段階でわかるトレッドウェアサインがついていますので、それも参考にしてください」とのことです。

摩耗度が70%、50%、25%の3段階でわかるトレッドウェアサインを採用。

加えて、「サマータイヤに比べるとやや割高な印象ですが、ウインタータイヤをもう1セット買う必要はないですし、また、シーズンのタイヤ交換の費用もかかりませんので、長い目で見れば価格にも納得していただけるはずです」と話します。

「CROSSCLIMATE2は、ふだんから快適に走れるうえに、雪道も安心してドライブできるので、年に数回雪が降る地域ではベストな選択だと思います」とは小林さん。さらに、「今シーズンも苗場のコンサートに行く予定ですが、いまから雪道の運転が楽しみです!」と、CROSSCLIMATEのおかげで、雪道の苦手意識をすっかり克服したようです。機会があれば、CROSSCLIMATE2での雪道体験のお話を聞かせてください!

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Satoshi Ubukata, Kinari Arashima)

■関連リンク
日本ミシュランタイヤ公式サイト
MICHELIN CROSSCLIMATE 2