10月の充電料金はいつもより多めでしたが、予想を大きく下回りました。その理由は?

自宅に充電設備がない私は、「e-Mobility Powerネットワーク」の充電ステーションが利用できる「フォルクスワーゲン充電カード」と、Volkswagen、Audi、Porscheのディーラーが用意する“超”急速充電器が使える「PCA(プレミアム チャージング アライアンス)」を併用しています。

10月は東京〜九州往復と、東京〜岡山往復の予定でした。ところがスケジュール変更で九州行きを取りやめたため、長距離移動は岡山行きだけになり、予定していたほど走行距離が伸びませんでした。それでも2,156kmを走行しています。

スーパー耐久の取材で岡山国際サーキットを訪ねました!

急速充電(分)普通充電(分)充電料金(円)
フォルクスワーゲン充電カード
基本料金7,810
急速充電(27.5円/分)38510,587
普通充電(3.85円/分)170654
▲1年間基本料金無料-7,810
▲90分の急速充電無料(基本料金に含まれる)-2,475
PCA
基本料金1,800
VW充電分602,700
PCA有料充電分(45円/分)00
▲1年間基本料金無料-1,800
▲1年間VW店での60分充電無料-2,700
その他
急速充電00
普通充電00
4451708,766
2023年10月の走行距離:2,156km 金額は税込

ちなみに、ID.4 Pro Launch Editionの場合、購入から1年間は、

  • フォルクスワーゲン充電カード基本料金
  • PCA基本料金
  • VW店での急速充電60分

が無料です。それがなければ、21,076円の費用が発生します。

ところで、PCAへの加入から1年が経過したため、この11月からはPCAの無料特典がなくなります。都度会員プラン(月会費:0円、90kW:120円/分、150kW:200円/分)に自動的に切り替わりますが、単価の安い月額会員プラン(月会費:1,800円、90kW:45円/分、150kW:75円/分)を利用するには、あらためて入会手続きが必要で、登録料金の2,000円が発生します。

試算してみると、90kWで24分、150kWで14.4分を超えると月額会員プランのほうが安くなりますが、ここ数カ月を振り返るとPCAは無料分を消化するために使うという場面が多かったので、とりあえずは都度会員プランのまま継続しようと思います。

一方、フォルクスワーゲン充電カードも基本料金無料の特典が2023年11月末で終了します。他の充電カードと比較すると割高であり、またサービスも2024年12月で終了する予定ですので、こちらは継続せずに、「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(ZESP3)」の「プレミアムプラン」を利用することにしました。ただし、日産車以外での申し込みは、すでに2023年8月末で終了しているため、これから別の充電カードを申し込むという人は、e-Mobility Powerの「急速・普通併用プラン」がオススメです。

(Text by Satoshi Ubukata)