フォルクスワーゲン グループは10月13日、全世界における電気自動車の販売台数は45%増加して53万1,500台となり、総販売台数に占めるBEVの割合は前年同期の6.1%から7.9%に上昇と発表した。
第3四半期だけを見ると、BEVの割合は前年同期の6.8%から9.0%に上昇している。
また1月~9月において、ヨーロッパにおけるBEVの販売台数は前年同期比61%増の34万1,100台となった。さらに、米国におけるBEVの販売台数は、前年同期比で74%増の5万300台、中国では4%増の11万7,100台と前年の水準を上回った。
フォルクスワーゲン グループのBEVの64%は本拠地であるヨーロッパで販売され、次いで中国が22%、米国が10%となっており、その他の市場は4%だった。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドは、9月末までに、グループ全体の電気自動車の販売台数の50%をわずかに上回る27万3,000台の電気自動車をユーザーに販売。
ブランド別では、アウディが12万3,000台(グループシェア23%)、シュコダが5万4,400台(グループシェア10%)、セアト/クプラが3万2,300台(グループシェア6%)、ポルシェが2万7,900台(グループシェア5%)、フォルクスワーゲン商用車は1万9,600台(グループシェア4%)となっている。
なお、2023年1月~9月に最も多く販売されたBEVモデルは次のとおり。
・Volkswagen ID.4/ID.5:162,100台
・Volkswagen ID.3:90,500台
・Audi Q4 e-tron (incl. Sportback):77,900台
・ŠKODA Enyaq iV (incl. Coupé) :54,400台
・CUPRA Born:32,300台
・Audi Q8 e-tron (incl. Sportback):21,800台
(Text Toru Matsumura)