■Golf GTI ■1/12 ■Raster XINGHUI AUTO MODEL CO.,LTD (China)

ジャンル的には、トイラジコンですが、スケールモデルとしての存在感がいい。

トイザらスなどで売られている“大きいけれど安価なラジコン” ありますよね。

昨今、お子さまのオモチャ、というには作り込みが過ぎる品も多く、思わずコレクションの一台に加えたくなる立派な出来なのです。

Golf6のGTI、まだまだ街中でも見かけます。

1/12スケールなので、ミニカーというには大きめですが、ディテールもシャープで、ボディも成形色(例えば素材自体が赤いプラスティック)ではなく、きちんと塗られていて質感のアップに貢献しています。

ヘッドライトやエンブレム、マフラーなどのメッキパーツも精密感を出していて、Golfの大きな模型として満たされ感のあるクオリティが嬉しい。

実際に走らせるオモチャとあって、足回りは前後ともサスペンションが効いており、ヘッドライトも点灯します。

シートベルトは再現されていませんが、ブレーキキャリパーを赤く塗るくらいの手間はかけているのも好ましい。

この価格とクオリティで、他の世代のGolfも欲しくなるのですが、今のところ確認できているのはGolf4、5、そしてNew Beetle、New Beetle Cabrioあたり。

私としては、ぜひ、Golfだけでも全世代コンプリートしていただきたいと思うくらいよい品です。

これは、Golf6が現役バリバリのころに、上海のオモチャ屋さんでゲットしてきました。

私は、海外へいくと、どうしてもその土地で見つけたVWミニカーを自分の土産にしたくて、しばしばオモチャ屋巡りをいたします。

中国語はできないのですが、筆談が通じるので、街中で客引きなどしているお兄さんに「そういうお店ではなく、模型精品を売っている店に連れて行ってくれ」とチップを払って案内してもらうのです。

そうでもしないと、なかなか現地の濃いオモチャ屋さんにはたどり着かない。

1/12ともなると、外箱は結構大きいので、買うのを躊躇しそうになるのですが、ひるむことなく持ち帰ってきました。

とはいえ、このスケールは、箱から出してもやっぱり大きい・・・。

コレクション棚の駐車スペースはとっくに厳しくなっていますが、見過ごせない存在感なのです。

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。