フォルクスワーゲンは、3月3日、GTIミーティングは2024年からフォルクスワーゲンの本社拠在地ウォルフスブルグで開催すると発表した。

フォルクスワーゲン工場の近郊で「GTI Coming Home」イベントを開催し、スポーティなフォルクスワーゲンモデルの愛好家やファンの方々を歓迎する意向だという。

フォルクスワーゲン乗用車部門セールス、マーケティング、アフターセールス担当取締役のイメルダラベー氏は「GTIファンの方々は、フォルクスワーゲンにとって非常に重要であり、私たちはファンの方々との交流を大切にしています」また「ヴェルターゼー(ヴェルター湖)でのGTIミーティングは今年からあいにく廃止されてしまいましたが、その代わりとなるGTIファンコミュニティの新たな場として、新しく企画するイベントをウォルフスブルグで開催することを迅速に決定しました。GTIミーティングは、GTIファンの方々のためのイベントですので、その内容を計画する際には、彼らのアイデアも考慮に入れたいと考えています。来年、きっと様々なハイライトやサプライズをご用意できると思います」と述べている。

「GTI」の文字はすでに半世紀近くにわたり、スポーティで感動的な走り、優れたダイナミクスの同義語となってきている。

1982年以来恒例となったこの最大規模のGTIミーティングは、オーストリアのヴェルターゼーで行われてきたが、開催地マリアヴェルトの自治体からの要請に基づき、今後のイベントが廃止されることになった。

そのため、フォルクスワーゲンは、来年からウォルフスブルグでこの恒例イベントを継続することを決定。

新しいイベントでは、車両の展示、ステージショー、クラブミーティングに加えて、GTIファンのための興味深いプログラムやサプライズが数多く用意される。

ウォルフスブルグ地域とそのインフラは、数多くの来場者の車を迎え入れるための理想的な条件が整っているという。

イベントのスローガンは「Coming Home」。フォルクスワーゲンは、ウォルフスブルグをGTIファンコミュニティの新たな拠点しようと考えているようだ。

(Text Toru Matsumura)