2022年11月14日、フォルクスワーゲンAGは、フォルクスワーゲンの最新BEV「ID.」モデルの販売が50万台を突破したと発表した。

フォルクスワーゲンは、最初のID.モデルである「ID.3」の販売を2020年10月にスタート。その後、「ID.4」、「ID.5」、「ID.6」(中国市場向け)、「ID.Buzz」などを追加し、計画より1年早く当初の目標を達成している。

これについて、フォルクスワーゲンセールス・マーケティング・アフターセールス担当取締役のイメルダ・ラベー氏は次のように語っている。

50万台のID.モデルが販売されたことは、これらのフォルクスワーゲンモデルが世界中のお客様から好意的に受け止められていることを証明するものです。私たちは、e-モビリティ攻勢で正しい道を歩んでおり、そのサクセスストーリーは進行中です。フォルクスワーゲンを持続可能なモビリティの中で、最も望まれるブランドにするという私たちの目標には変わりはありません。

現在、13万5000台の受注を抱えているが、

私たちは、注文をいただいた約13万5000台のID.モデルを可能な限り早くお客様に納車するために最善を尽くしています。しかし、部品の供給に関しては厳しい状況が続いているため、生産調整を余儀なくされることが続いています。

とラベー氏はコメントした。

フォルクスワーゲンでは、2026年までに10種類のBEVを投入し、ヨーロッパにおける内燃エンジン搭載車の生産は2033年までに終了する予定であり、ラベー氏は次のように述べた。

フォルクスワーゲンは、自動車業界で最も幅広い電気自動車のポートフォリオを揃えることになります。私たちは、目標価格が2万5,000ユーロ未満のエントリーレベルの電気自動車から、新しいフラッグシップの“Aero B(エアロB)”に至るまで、すべてのセグメントに適切なモデルを提供します。

日本でもいよいよ販売がスタートするID.モデル。日本市場にどんな影響を与えるのか、今後の動向に注目したい。

(Text by Satoshi Ubukata)