先日、maniacs STADIUMMCBのインストールの様子を取材していたときのこと。愛車がリフトアップされている隙に(!?)、タイヤの減りをチェックしました。

愛車のGolf8 eTSI Styleには、その前のe-Golfで使っていたオールシーズンタイヤ「NOKIAN SEASONPROOF(シーズンプルーフ)」を引き続き履かせています。e-Golfで約4000km使用したのち、前後タイヤを入れ替えてこのGolf8 eTSI Styleに装着しました。

それから約1万4000kmを走りタイヤのトレッドを見ると……。

上はフロントタイヤの写真ですが、スノーマークと4と6の数字が確認できました。これは「残溝インジケーター」というもので、タイヤの残り溝がひと目でわかる便利な機能。新品ではさらに8の数字があり、現在は6〜7mm残り溝があることがわかります。一方、リヤタイヤはまだ8の数字が残っていました。

6が消え、4が消え、スノーマークが消えると雪上性能が低下した状態であり、タイヤ交換が必要になりますが、いまのペースならまだ数万kmは大丈夫。なかなかの長寿命です。FF車だけにフロントタイヤの摩耗が多いので、機会を見て前後タイヤを入れ替えようと思っています。

ところで、先日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで開催されたSUPER GT第8戦には愛車で出かけました。距離としてはそう長くありませんが、高速道路や交通量の少ない一般道を走る場面で、あらためてMCBの効果を実感。サスペンションがしなやかに動くからか、乗り心地が滑らかになり、走行中のクルマの動きに尖ったところがありません。高速走行中のフラット感もワンランク上に。一方、ちょっとしたワインディングロードでは以前よりも明らかに軽快感が増していて、これまで以上に運転が楽しいクルマに進化しているのがわかりました。

個人的には「こういう乗り味を求めていた!」という理想像に近く、MCBの効果は期待以上というのが正直な感想です。

(Text by Satoshi Ubukata)