先日、試乗会で味見程度にドライブした「T-Roc R」を、週末のドライブに連れ出してみました!

短時間の試乗でもその魅力が感じ取れたT-Roc Rですが、いろいろなシチュエーションで試してみたいということで、高速道路やワインディングロードに連れ出すことにしたのです。

ちなみに、試乗会での印象は下記のレポートをご一読ください。

あらためて運転してみると、一般道ではノーマルモードだと少し硬い乗り心地。そこで、カスタムモードでDCCだけコンフォートに設定し、他はノーマルだとちょうどいい感じに。一方、高速道路ではノーマルのほうがフラット感が増して好ましく、この2つを適宜切り替えることで、快適なドライブが楽しめました。

とくに高速ではこのクルマの本領発揮! 4MOTIONがもたらす優れた直進安定性や上下動を抑えたフラットな挙動、合流や追い越しの場面で余裕たっぷりの加速性能など、快適なロングドライブに欠かせない性能を備えるT-Roc Rはまさにグランドツアラーそのものです。長距離を運転したあとでも疲れ知らずでした。

ワインディングロードも少し試すことができました。高速コーナーでは4輪がしっかりと路面を掴む感じが高く、オンザレールのハンドリングが楽しめます。一方、タイトなコーナーではアクセルペダルを踏み込んでいったときにアンダーステアが顔を出しはじめます。「Golf R」のように「Rパフォーマンス トルクベクタリング」が搭載されていたら……と思いましたが、サーキットを攻めるクルマでないし、全高が高めでこれだけスポーティな走りが楽しめれば十分すぎる性能でしょう。

ちなみに燃費は、100km/h上限の高速道路を走ったときが15.0km/L、120km/h区間のある新東名を走ったときが12.2km/Lで、どちらもとくにエコランはせず、流れに乗って走ったことを考えると、まずまずの燃費といえます。一般道2割、高速8割の総平均燃費は12.6km/Lで、T-Roc Rのパフォーマンスを考えると、上出来といえるのではないでしょうか?

これで、「Audi SQ2」のように全高が1550mm以下だったら、たいていの機械式駐車場に駐められて旅先でも困らないのですが……。それを除けば、どんな道にも躊躇せず足を踏み入れられ、どんな場面でも速い“万能快速のグランドツアラー”といえるT-Roc R。機会があれば、今度は雪の時期に北を目指したいと思います。

(Text & photos by Satoshi Ubukata)