Golf8 eTSI Styleと暮らしてみて、そのパワートレインの効率の高さや、安定感のある走りなど、クルマとしての基本性能の高さを日々実感しています。

一方、いまだになじめないのが、Golf7から大きく変更されたユーザーインターフェースとインフォテインメント。物理スイッチを極力減らし、ダッシュボード中央のタッチスクリーンで操作するやり方は、コンセプトは良いと思いますが、直感的に操作できなかったり、タッチ操作の反応が良くなかったり……。

また、純正ナビゲーションシステムに関しては、目的地検索でなかなかヒットしなかったり、ルート案内の音声が理解しにくい日本語だったり、高速道路のインターやサービスリアの簡易表示がなかったり……。

さらに、頼みのコネクト機能も、たまに動かないことがあるなど、ストレスは溜まるばかりですが……。

そんな純正ナビゲーションシステムで、「ここはすごい!」というのが、渋滞情報の細かさと正確さです。

最新世代のDiscover Proでは、プローブ情報をもとにした交通情報をオンラインで取得。携帯の位置情報などをもとに渋滞箇所を割り出しているので、裏道や山道などの渋滞もキャッチできるのです。おかげで、渋滞にはまってしまったときに、Discover Proを見ながら渋滞を回避できたことが何度もありました。

たまに、サーバーとの接続状況が悪くて、情報がまったく表示されないときもありますが、渋滞でつい裏道を試したくなる(!?)私にとって、オンライン交通情報は実に力強い味方です!

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Tamura Wataru, Satoshi Ubukata, Volkswagen Japan)