2022年6月23日、フォルクスワーゲン ジャパンはマイナーチェンジした「Polo」を発表し、同日より販売を開始した。
現行の6代目Poloは、2017年にワールドプレミア、翌2018年3月に日本上陸を果たした。日本の5ナンバーサイズから3ナンバーサイズにボディを拡大するとともに、フォルクスワーゲンのモジュールコンセプト「MQB」を採用することで、優れたボディ剛性や高い安全性を確保している。
そんなフォルクスワーゲンのコンパクトカーが2021年4月にマイナーチェンジし、約1年遅れで日本でも発売になった。
マイナーチェンジ版Poloは、フロントマスクとリヤのデザインをリニューアル。新しいLEDヘッドライトは直線的なデザインのデイタイムライトを内蔵し、左右のデイタイムライトを結ぶLEDライトストリップがラジエターグリルに施されることで、先進的な印象を与えている。LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”が選べるようになったのも新しい。
リヤデザインは、LEDリヤコンビネーションライトが2分割タイプとなり、テールゲート側にも配置されることでワイドな印象を与えている。
インテリアでは、液晶メーターの“Digital Cockpit”または“Digital Cockpit”を標準採用。また、ステアリングホイールのデザインが変更され、エアコンの操作パネルはタッチ式を採用する。上級グレードには同一車線内全車速運転支援システムの“Travel Assist”が標準装着される。
エンジンは、従来の1.0 TSIと1.5 TSIの2タイプから、1.0 TSIだけに。この1L 直列3気筒直噴ターボエンジンは、999ccの排気量や70kW(95ps)の最高出力は従来と同じだが、ミラーサイクル燃焼プロセスやVTG(バリアブルターボジオメトリー)の採用、10.3から11.4へと高められた圧縮比により高効率化が図られ、WLTCモード燃費は16.8km/Lから17.9km/Lに向上している。
ラインアップは、エントリーグレードの「TSI Active Basic」(257万2000円)、テクノロジーパッケージ(アダプティブクルーズコントロールやTravel Assistを含む)やDiscover Proパッケージが選択可能な「TSI Active」(282万1000円)、アダプティブクルーズコントロールやTravel Assist、IQ.LIGHTなどが標準装着となる「TSI Style」(324万5000円)、スポーティなデザインアイテムを採用する「TSI R-Line」(329万9000円)が用意される。
(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Volkswagen Japan)
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・フォルクスワーゲン公式 Polo