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■Golf Caddy ■Handmade ■1/8 ■Papercraft

Golfのトラック!

私は初代Golfが大好きで、1980年のGolf Eと1992年のCabrio Classiclineに乗っているのですが、Golf1ファミリーに属するピックアップもガレージに置きたい……ともうずいぶん長いこと恋い焦がれております。

実車が誕生したのは1979年、アメリカでのこと。今も昔もアメリカ市場では小型トラックが人気で、初代ゴルフの派生車として本国ドイツも思いもしなかった「Rabbit Pickup」が登場しました。

Rabbitは、初代ゴルフの北米市場での名称です。北米での売れ行きに手応えを感じたフォルクワーゲンは、1983年には欧州でも「Caddy」の名で販売を開始、「乗用車ベースで乗り心地の良いトラック」(ドイツのカタログから)として人気を博しました。

今回取り上げるのは、ミニカーというか、ペーパークラフトのCaddy。キットではなく完全オリジナルのペーパークラフトです。

大きさは1/8と大きめ。よくカロッツェリア的な自動車工房の写真で目にする「リブ組みに外版を貼ってボディを成型する」という作り方を試してみたくて、3D CADで設計した骨組みを厚紙で切り抜き、外版には画用紙を貼ってつくってみました。

内側に連続した骨があることで、ボディの微妙な丸みが綺麗に再現できてなかなかGolfらしい佇まいになったと自画自賛。

全部紙なので、材料費は数百円ですが、リブの設計と切り抜きは……苦行と呼べる時間でありました。

恐竜の骨組み模型をイメージしていたのですが、思ったより自動車ボディの構造は難解で、何よりもリブの枚数と適切な配置に腐心しました。

できあがったところでふと目についたビールの空き箱。ロゴの大きさがちょうど良さそう、ということでカーゴトップに仕立ててみたところ、可愛い配送トラックができあがりました。

この工法(!?)がうまくいきそうなので、次は木製でひとまわり大きい1/5スケールのCaddyをつくってみる予定です。

あぁ……ホンモノをゲットしてGolf1のボディバリエーションをコンプリートしたい(重病)

das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西でつくられてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。