2022年1月27日、フォルクスワーゲンが電気自動車「ID.5」の量産をドイツ・ツヴィッカウ工場で正式に開始した。
電気自動車の専用工場として転換が図られてきたツヴィッカウ工場では、すでにフォルクスワーゲンの「ID.3」「ID.4」、Audiの「Q4 e-tron」「Q4 Sportback e-tron」、Cupraの「Born」が生産されているが、これらにフォルクスワーゲンの「ID.5」と「ID.5 GTX」が加わった。
ツヴィッカウ工場は、カーボンニュートラルな方法で車両を生産。バッテリーセルに関しても、サプライヤーが再生可能ネルルギーによるグリーン電力を使うことでCO2排出の低減を図っている。
ツヴィッカウ工場の年間生産能力は30万台で、2022年にはこれにドイツ・エムデン（ID.4）、同ハノーバー（ID.Buzz）、アメリカ・チャタヌーガ（ID.4）が加わり、ヨーロッパ、アメリカ、中国あわせて年間120万台の電気自動車を生産する基盤を構築していく。
(Text by Satoshi Ubukata)