1月中旬、少し出遅れましたが、e-Golfのタイヤを交換しました。

年明け早々、首都圏でもまとまった雪が降り、交通にも大きな混乱をもたらしたのはご存じのとおり。事前の予想を大きく上回る雪に慌てたという人も多いでしょう。サマータイヤを履いたe-Golfで出かけていた私は幸い無事に帰宅できたものの、「これではマズい」とさっそくタイヤを履きかえることにしました。

ウインタータイヤの定番はスタッドレスタイヤですが、雪が年に数度降るか降らないかという首都圏では、オールシーズンタイヤという選択肢もあります。オールシーズンタイヤは、サマータイヤとしての性能を備えながら、突然の雪にも対応できる性能を持つ、四季を通じて利用が可能な欲張りなタイヤ。冬の前後でわざわざ履き替える必要がなく、交換の手間や外したタイヤの保管場所にも困らないということで、非降雪地域のユーザーのあいだで人気が高まっています。

私自身もこれまで愛車に3度装着した経験があり、その性能にはとても満足していました。そこで今回もと思ったわけですが、どうせならこれまで履いたことのない商品を……ということで、すでに装着している人の評価が高い「NOKIAN SEASONPROOF(シーズンプルーフ)」を選んでみました。

Nokian Tyres(ノキアンタイヤ)は、フィンランドのノキアに本拠を置くタイヤメーカー。前身となる「The Finnish Rubber Works」が設立されたのが1898年のことで、1934年には世界初のウインタータイヤ「The Weather tyre」を発表しました。

そんな“世界で最も北に本拠地を構えるタイヤメーカー”は、とくにウインタータイヤを得意とし、日本では阿部商会が総輸入元となり、2017年には乗用車用スタッドレスタイヤの「Hakkapelitta(ハッカペリッタ)」シリーズの取り扱いを開始しました。

その後、ラインアップを増やすなかで、オールシーズンタイヤのNOKIAN SEASONPROOFが日本でも発売されています。

このNOKIAN SEASONPROOFは、サイドウォールに「M+S(マッド&スノー)」とスノーフレークマーク(山と雪のマーク)が刻まれており、冬タイヤとして利用が可能。すなわち、高速道路の冬用タイヤ規制が敷かれた場合でも通行ができるため、いざという場面でも安心です。

ユニークなのが「残溝インジケーター」。タイヤが摩耗して溝が減ってくるとグリップが低下します。そこで、タイヤの残り溝が一目瞭然のインジケーターを設置。たとえば、タイヤの溝が8mmを切ると8の数字が消えます。また、雪のマークが消えると、雪上性能が低下した状態であるのがわかります。これにより、タイヤの交換時期が簡単に判断できるというわけです。

タイヤサイズはこれまでと同じ225/45R17をチョイス。ホイールは、引き続きO・Zの「Rally Racing」を使用します。お気に入りのホイールだけに、年間を通じて使えるのがオールシーズンタイヤを履くメリットでもあります。

作業は、いつものmaniacs STADIUMに依頼しました。タイヤがひと皮むけたあと、その性能をじっくりチェックしていきたいと思います。

(Text & Photos by Satoshi Ubukata)