2021年9月27日、ドイツをはじめとするヨーロッパ市場で、新型「ゴルフRヴァリアント」のオーダーが開始された。
最新型のゴルフRヴァリアントは、2021年7月7日、オンラインでワールドプレミアを果たした。新型「ゴルフR」同様、最高出力235kW(320ps)、最大トルク420Nmの2.0 TSIエンジンを搭載するスポーツワゴンである。
新型のハイライトのひとつが「Rパフォーマンス トルクベクタリング」の搭載。R専用の4MOTION(4WD)は、エンジンのトルクをフロントとリヤアクスルに配分するだけでなく、リヤアクスルの左右のトルク配分を自在にコントロールし、コーナリング性能を高めてくれるのだ。さらに、オプションの「Rパフォーマンスパッケージ」を選択すると、標準で用意される4つドライビングプロファイル(「COMFORT」「SPORT」「RACE」「Indivisual」)に加えて、ニュルブルクリンク北コースに最適化した「Special」と、ドリフトが可能な「Drift」が利用可能になる。
一方、ステーションワゴンとしての高い機能性を誇り、ハッチバックよりも50mm延ばされたホイールベースや4644mmの全長がもたらす広い室内も魅力のひとつだ。
ドイツでの価格は51,585ユーロ(約664万円)からである。
ヨーロッパではゴルフ/ゴルフ ヴァリアントのラインアップが出揃ったことになるが、一方、現時点で日本未導入のモデルは次のとおり。これらの導入時期や仕様、価格が気になるところだ。
- ゴルフGTE
- ゴルフGTD/TDI
- ゴルフGTI/GTIクラブスポーツ
- ゴルフR
- ゴルフ オールトラック
- ゴルフRヴァリアント
(Text by Satoshi Ubukata)