新しいタイヤとホイールを装着したゴルフeTSI R-Lineを箱根のワインディングロードでチェックしました!

ゴルフeTSI R-Lineのタイヤ&ホイールを、1インチアップしたことは前回のレポートで紹介しました。タイヤは225/40R18の「Nokian Hakka Black 2」、ホイールは「OZ Superturismo-LM Nero for Volkswagen」です。

Nokian Hakka Black 2の特徴については上のレポートをご一読いただくとして、さっそく走り出すと、ハイパフォーマンスタイヤというのを忘れてしまうほど、快適な乗り心地に驚くことに。Nokian Hakka Black 2は路面とのコンタクトが穏やかで、17インチの純正ホイールと純正タイヤの組み合わせに比べても乗り心地の快適さは引けを取らず、マイルドな印象なのです。目地段差を超えたときのショックも、17インチよりも軽いくらい。ロードノイズもハイパフォーマンスタイヤとしてはよく抑えられていて、純正タイヤよりもむしろ静かに思えるほどでした。

その一方で、タイヤの接地感は純正よりも明らかに高く、高速道路を走行する際の直進安定性も優れ、直進時の舵の座りも良好。そこからステアリングを切り始めたときの反応もいいのですが、それでいて過敏な動きがなく、ドライバーの意図したとおりに自然に進路を変えてくれるので、長距離ドライブでもドライバーの負担は軽そうです。

ワインディングロードでも、150psのゴルフeTSI R-Lineを走らせるにはあまりあるグリップを示し、軽快さが自慢のR-Lineのハンドリングにさらに磨きがかかります。そんな場面でも、Nokian Hakka Black 2は穏やかな動きを見せ、ジワッとグリップを高めていきます。自然なフィーリングとリニアなグリップの立ち上がりのおかげで、安心してステアリングを切り込んでいけるのがうれしいですね!

ハイパフォーマンスタイヤに履きかえた場合、純正タイヤよりもグリップが高まるぶん、コーナーではロールの速さや量が大きくなりがちですがが、R-Line専用のスポーツサスペンションに、アイバッハの「PRO-KITローダウンスプリング」を組み合わせたおかげで姿勢変化が抑えられ、不安なくペースを上げることができました。

パワーこそ控えめですが、「走りの印象はゴルフ7GTIのレベルに迫る印象になった」といっても過言ではない8speed.netのゴルフeTSI R-Line。毎日のドライブが楽しい一台です。

(Text & photos by Satoshi Ubukata)