先日、TCRジャパンシリーズの取材で、栃木県のツインリンクもてぎに行きました。旅の相棒は、いつものeゴルフです。

サーキット入りする前の日、念のため充電しておこうと近所の急速充電スポットへ。「EASY EV」というアプリを使うと、充電スポットの満空情報がわかるのですが、いつものスポットが使用中だったので、空いている別のスポットを利用することにしました。

ただ、アプリ上で空いていても、タッチの差で他の方が利用を始めていることもあります。そうなるとほぼ1回分(ほとんどが1回30分)待つことになるので大幅な時間ロス……。さいわい、この日は先客がなかったのですが、いざ充電を始めようとすると機器のトラブルで使用できませんでした。予想外の展開です(涙)

自宅で充電できれば、こんな苦労も減るんでしょうけどね……。

そんなわけで、翌日は常磐道の千代田PA(下)でしっかり充電し、ツインリンクもてぎに向かいました。サーキット周辺には24時間稼働している充電スポットがほとんどなく、20kWと低速ですがコンビニに設置された充電スポットで追加充電をして、なんとかレースウィークをしのぎました。

問題は帰り。途中で1回充電しないと家にはたどり着けないバッテリー残量なので、高速のSAやPAを利用するつもりでした。そんなとき役に立つのが「高速充電なび」というアプリで、満空情報に加えて、使用中の充電器がいつ充電を開始したかもわかります。

ただ、「ここ!」と決めてSA/PAに入ったら、他の車がちょうど充電を始めたところだったり、使用中の充電スポットが空く時間を見越して少し遠目のSA/PAまで行ったら、充電待ちのクルマがいた……ということはよくあります。利用者が多い休日ならなおさらのことです。

銀行のカウンター(最近めっきり行く機会は減りましたが)のように、あと何人待っているかわかるような仕組みができると助かるのですが……。

なので、本当はもっと先で充電したいと思っても、空いていたらとりあえず充電しておくようにしています。今回も本当は守谷SA(上)で充電したかったのですが、ずいぶん手前の友部SA(上)で充電。こうすることで、その後の充電待ちのリスクを回避することができます。

ガソリン車で行けば、そんな心配は要らないのですが、ひとたび快適なEVの旅を知ってしまうと、ついeゴルフで出かけたくなってしまうのです。

(Text by Satoshi Ubukata)