5月21日(金) 雨 レッキ

ラリー丹後に参戦してきました~。

ラリー丹後に参戦するのは初めて。京都府といっても天橋立の近くには行ったことない……と思います。緊急事態宣言中じゃなかったら見たかったけど、雨だったし……。

しかし、“晴れ女”のワタクシのハズなのに、なぜラリーではよく雨が降るのでしょうか? 雨男がよっぽど多いに違いないと思ったら、なんと相方、コ・ドライバーの山田政樹さんが雨男でした。ご本人によるとかなり霊験あらたかだとか……。トホホでございまする。

というわけで、レッキも雨(涙) サービスパークに戻ってきたら雨は上がっていましたが、レッキ中は雨でしたからねぇ。これじゃ乾かないよね。本番も……。

5月22日(土) くもり DAY1

予想どおりDAY1は、雨は基本上がっているものの、日本はやはり亜熱帯になったのではないでしょうかね?! 前日までた~っぷり降った雨のおかげで、基本くもり空のお天気のハズなのに、とにかくとにかくとにか~く蒸し暑いっ!!! 立ってるだけで汗だくになりそうなお天気だったんです。オマケに山の中はちょっと雨が止んだからって乾くわけもなく(というか、途中でちょこっとではありますが、ワイパー動かすくらいは雨が降りましたし)、蒸発する際に霧まで出ちゃったりするわけです。そして路面にはところどころ水溜まり。中には盛大なウォータースプラッシュが上がるくらいの大きな大きな水溜まりもあったりしちゃったりして、なかなかシビアな路面状況。

でも今回のラリーで、私はひとつトライしてみることにしました。それは……シフトチェンジ! 「おいおい!これまでシフトチェンジしてなかったのか?!」という疑問をお持ちかもしれませんが、そうなんです。実はポロと同じDSGというトランスミッションを搭載したゴルフGTIカップにかつて参戦していたときに、「S」モードに入れっぱなしの方が速いという実績があったので(私だけじゃなくて有名なGTドライバーとかもそうだった)、これまでは「S」モードに入れっぱなしにしていたんです。ところがラリーカーのモモポロちゃんは、規定でリストリクターを装着しているので、高回転域は回してもあまり意味がないと、神田チーフメカニックがおっしゃるわけです。

そこで、まずは1本目のSSで、いまさらながらのシフトチェンジにトライ。う~む、どうにも上手くいかない。2本目のSSでもトライしてみましたが、同じ状況。というわけで、3本目のSSは今まで通り「S」で入れっぱなしで走ってみることに。う~む、やはりまだ「S」モードの方が体感的にも速そう……。

というわけで、午後のSSはこれまでどおりの「S」入れっぱなし方式でやってみたところ……午前中よりタイムアップ! 午後の2本目のSSなんて、なんと13.7秒もタイムアップしちゃいました(笑) やっぱり私にはまだシフトチェンジは早いのかもしれません(涙)

ところが、DAY1を無事にフィニッシュしてみたら、なんとクラス3位! DAY1で3位以内にいるのって、全日本ラリー始めて初めてのこと! もちろん上位陣がリタイヤしたりトラブルだったりなんていう、棚ボタな結果ではあるのですが、タイム的にもこれまでに参加者の皆さんと、はるか遠く離れたものではなく、もちろん決して速くはないけれど、恥ずかしいと思われるほどまでは離れてない! 今回はそのことがいちばんうれしかったですね。もちろん、まだまだ、まだまだ遅いんですけど、今までを考えればね!

5月23日(日) くもりのち晴れ DAY2

一夜明けて、DAY2も、なんとなく不安定なお天気でした。晴れているかと思ったら、テントが飛ばされてしまいそうなくらいの突風が吹いたり、突然雨が降ったり……。山の天気といっても、目まぐるしすぎる!

さすがに午後はすっかり晴れてましたけどね。湿度は土曜日よりはマシで、気温は確実に日曜日の方が高かったものの、暑さは日曜日の方がやや抑えられていた感じでした。

そんなお天気ではありましたが、朝イチにCROから「おっ!いつもの定位置じゃなく、ずいぶん前に来たね。上出来! でもちゃんと帰ってきてよ。ラリーだから」といわれました(笑) そう、ラリーは戻ってくるのが肝心なんですよね。でも褒めてもらえたのは素直に嬉しい~。

本日のミッションとしては「私にはシフトチェンジはまだ無理。今日は「S」モードに入れっぱなしで行こう!」と決めました。が、しかし、午前中1本目のSSでちょこっと試みてみたりして……結果はやっぱり失敗。続く2本目のSSも、う~む。オマケになんだか昨日のように上手くリズムに乗り切れなかったんですよね。

これはマズイぞ~と思っていたら、予想どおり、後ろにいたはずのクルマがタイム的にどんどん追い上げて来るではありませんか……。これはマズイ。本当にマズイ。と思って、午後はもう「S」モードに入れっぱなしにしたところ、午後2本目のSSはまたもや12秒もタイムアップしたりしたのですが……。そう、他の皆さんもガンガンタイムアップしてくるわけですよ。加えて、路面が完全に乾いてきたのも大きい要因でした。

さらに、昨日のコースと比べると道がキレイで広い。問題はここだったんですよね。自分では一生懸命走ったつもり、午後のSSでは苦手な上り坂も頑張ったつもりだったのですが、どうにもあまりタイムが上がらないのは、ライン取りの悪さ。実は今回、突っ込み過ぎをなくそうと、コーナーの進入のタイミングとライン取りを全般的に変えたんですね。それはフトしたことがきっかけでして、ラリーのこと全然知らない人に「なんかね、ダートだと最初から滑ってるせいか怖くないんだけど、ターマックだと滑ったらどうしようとか思っちゃって怖いのよ」という話をしたところ、「だったら全部ダートだと思って走ればいいんじゃないの?」と、目から鱗が落ちるようなことをいわれまして。

いわれてみたらそれもそうだよな~と思い、少しだけではありますがダートを走るような感じでターマック路面を走るようにしてみたところ、突っ込み過ぎはだいぶ矯正されました。でも、道幅が広いレイアウトのSSになるとまだまだまだ。タイムに結びつくようなライン取りは全然できてなくて、コース幅を目一杯使った方がいいと頭ではわかっていても、コースの端っこの方は、汚れてるしなんだか滑りそうで、どこまで使っていいかよくわからない……。

つまり、DAY1のコースは道幅が狭くクネクネしていて、しかも下りがそこそこ多かった。つまりこれは、ライン取りはあまり関係なく、根性で下っていけばよかった。下りだから荷重移動もさほど難しくないし、コースも先の方まで見えるから怖くない! という私の得意なコースレイアウトだったからタイムがよかったというわけなんですよね。

そんなわけで、DAY1で稼いだマージンが途中でなくなりまして、結果4位。惜しくも表彰台を残した悔しさの残るラリーとなりました……トホホ。すみません、面目ない……。精進いたします!

◆お知らせ

新城ラリーのビデオを横浜ゴムさんが作ってくださいました! 圭Tubeにアップされていますのでぜひご覧くださいませ。ラリー観戦初心者に向けてのラリー講座~ペースノート編~なんていうバージョンもありますよ~♪

圭rallyproject Rd2新城ラリー2021

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「いくつになってもチャレンジはできる! 眠れなくなるほどの大きな夢を、竹岡圭と一緒に追いかけて、叶えてください~!」

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(圭rally project 竹岡 圭)