2021年3月3日、フォルクスワーゲンは、2021年夏からヨーロッパのID.シリーズを対象に、車載ソフトウェアのOTA(Over-the-Air)アップデートを開始すると発表した。

スマートフォンやPCでは当たりまえのソフトウェアのOTAアップデート。WiFiやモバイル通信により、制御ソフトやアプリケーションを最新版に更新できるというものだ。

フォルクスワーゲンでは、量産車コンパクトセグメントとして初めて、車載ソフトウェアのOTAアップデートを開始。すでに、社用車3000台以上でOTAアップデートを試験的に実施しており、2021年夏からは、3カ月ごとに最新の制御ソフトウェアなどが提供され、それをユーザー自身が更新できるようになる。

サービス工場に車両を持ち込むなどの手間をかけずに、常に最新の制御プログラムでクルマを走らせるようになるのは、うれしいかぎりだ。

(Text by Satoshi Ubukata)