2021年3月2日、フォルクスワーゲン グループ ジャパン(VGJ)は、コンパクトSUV「T-Cross」のカタログモデルの販売を開始した。

VGJでは、2020年1月の発売から導入記念特別仕様車の「T-Cross TSI 1st」と「T-Cross TSI 1st Plus」を販売。2020年は8930台を販売し、輸入SUVでは最も多い販売台数を記録している。

今回導入されるカタログモデルは「T-Cross Active」と、より装備が充実した「T-Cross Style」の2グレード。

T-Cross Styleは、T-Cross Activeではオプションのアダプティブクルーズコントロール“ACC”が標準装着となるのに加えて、T-Cross Activeには設定のないパドルシフト、インテリアアンビエントライト、スポーツコンフォートシート(前席)、シルバールーフレールなどを装着。また、T-Cross Activeが205/60R16タイヤを装着するのに対し、T-Cross Styleでは205/55R17にインチアップになる。

さらに、ダッシュパッド、ドアミラー、アルミホイールがカラーコーディネート可能なデザインパッケージは、T-Cross Styleだけのオプションとなる。

T-Cross Style デザインパッケージ装着車

搭載されるエンジンは、85kW(116ps)/200Nm(20.4kgm)を発揮する1L直列3気筒直噴ターボで、7速DSGを介して前輪を駆動するのはこれまでどおりだ。

価格は、T-Cross Activeが278万円、T-Cross Styleが303万円。

(Text by Satoshi Ubukata)