以前お伝えしたとおり、2020年12月の半ばにスタッドレスタイヤに履き替えました。それから約1400kmを走行し、充電を15回したので、平均電費の推移をチェックしてみました。

下のグラフが充電の際に記録しておいた平均電費です。カタログ上の電費が8.06km/kWhであるのに対し、さほど寒くない時期は8km/kWh前後をマークし、総平均も8.06km/kWhとなかなか優秀な数字でした。

ところが、気温が低くなり、スタッドレスタイヤを装着してからは、6km/kWh前後に低迷し、この間の総平均は6.46km/kWhに落ち込みました。以前に比べて20%も電費がダウンしたことになります。

電費低下の原因としては、スタッドレスタイヤの装着や、気温が低い際のヒーターの使用が挙げられます。さらに、気温が低く、駆動用のリチウムバッテリーが冷えている状態ではバッテリー性能が低下するのも大きな要因です。スタッドレスタイヤを装着する直前に、気温が低い地域に滞在していたところ、6km/kWh台の電費を連発したのも寒さが原因です。その際、走り始めに2〜3km/kWhという平均電費の数字がメーターに表示されたときは、目を疑ってしまいました。

寒い時期や、気温の低い場所に向かうときには、いつも以上にバッテリー残量に気を遣う必要があるのですね。

(Text by Satoshi Ubukata)