2020年12月23日、フォルクスワーゲンはドレスデン工場での「eゴルフ」の生産を終了した。

2014年に登場したeゴルフは、当初、ドイツのウォルフスブルク工場で生産されていたが、2017年3月からはドイツのドレスデン工場でも並行して生産が行われた。

ウォルフスブルク工場での生産は2020年夏まで続き、9万5160台を世に送り出した。その後もドレスデン工場での生産は続けられていたが、2020年12月23日に生産を終了。ドレスデン工場での生産台数は5万401台で、eゴルフの累計生産台数は14万5561台となった。

“ガラス張りの工場”として知られるドレスデン工場は、2001年に稼働をはじめた当初はフォルクスワーゲンの高級セダン「フェートン」を生産していた。

2021年1月からは、ツヴィッカウ工場に続きこのドレスデン工場でも「ID.3」の生産がスタートする。

(Text by Satoshi Ubukata)