2020年7月1日、フォルクスワーゲンは同社のベストセラーSUV「ティグアン」のマイナーチェンジを発表した。

2007年に登場したティグアンはコンパクトSUV市場で大きな成功を収め、2016年に第2世代へに進化。2019年には91万926台が生産され、フォルクスワーゲン ブランド、および、フォルクスワーゲン グループのベストセラーとなっている。

今回のマイナーチェンジでは、新デザインのヘッドライトやラジエターグリルなどによりフロントマスクを一新するとともに、リヤビューではVWエンブレムの下に「TIGUAN」のバッジを配したり、テールライトやリヤバンパーのデザインを変更することで、印象をがらりと変えている。

インテリアでは、エアコンのコントロールにタッチパネルを採用したり、タッチコントロールを用いたマルチファクションステアリングホイールを搭載するなどデジタル化を強化。ナビゲーションシステムには最新世代のMIB3を採用している。

マイナーチェンジを機に、プラグインハイブリッドの「ティグアン eハイブリッド」を追加した。

さらに、ハイパフォーマンスモデルの「ティグアンR」を追加したのも見どころのひとつ。4WDの4MOTIONに、走行状況にあわせて、前後だけでなく、左右のトルク配分を調整する「Rパフォーマンス トルクベクタリング」機能を採用することで、よりダイナミックな走りを実現する。

今回のアップデートとモデル追加により、フォルクスワーゲンの人気モデルがこれまで以上に注目を集めそうだ。

(Text by Satoshi Ubukata)