いま人気のコンパクトSUVセグメントに投入されたフォルクスワーゲンの「T-Cross」。この気になるニューモデルを8speed.net編集部で購入、コンパクトSUVのある生活をはじめました!

ご存じのとおり、いまや世界中が空前のSUVブームに沸き、日本でもコンパクトSUVの分野は百花繚乱の状況です。

私のなかでは、SUVというと、どうしても優れた悪路走破性が自慢の4WDモデルを思い浮かべてしまいますし、どうせ買うなら4WDを……と思っていました。それだけに、FFのコンパクトSUVには食指が動かなかったのですが、T-Crossの試乗車を運転しているうちに、すっかり気に入ってしまいました。

このT-CrossはポロクラスのSUVで、インテリアデザインや用意されるパワートレインなどポロとの共通性が感じられます。2550mmのホイールベースも同一です。T-Crossの全長はポロより55mm長い4115mmで扱いやすいサイズのボディ。一方、全高があるぶん室内空間には余裕が加わり、後席やラゲッジスペースはより広く、後席にスライド機能が備わるなど、使い勝手も向上しています。

少し高めのアイポイントのおかげで運転はしやすく、流行のコンパクトSUVは見た目もスタイリッシュ。これをコンパクトカーのひとつのカタチと考えると、その活躍の場は今後ますます広がっていくかもしれない……そう考えたら、T-Crossと新しい生活を始めるのも悪くないと思いました。

同時に、コンパクトSUVの人気を自分自身の目で確かめてみたい……そんな感じでT-Crossを購入することに決めました。

T-Crossの概要やグレード構成などは上記のニュースをご覧いただくとして、今回選んだのは、2種類あるデビュー記念モデルのうち、より装備が充実した「T-Cross 1st Plus」です。

T-Cross 1st、T-Cross 1st Plusではともに、アダプティブクルーズコントロール“ACC”やリヤビューカメラ、駐車支援システム“Park Assist”、ブラインドスポットディテクション、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist”、デイタイムランニングライト、純正インフォテインメントシステム“Discover Pro”、スマートフォン ワイヤレスチャージングといった装備が標準になります。T-Cross 1st Plusでは、さらにレーンキープアシスト“Lane Assist”やハイビームアシスト、そして、パドルシフトなどが追加されるのが、とても魅力でした。

しかも、これだけ装備が充実して、335万9000円という価格は、とても買い得感があります。

ボディカラーは、T-Crossの楽しげなイメージにぴったりの新色“マケナターコイズメタリック”で、これにグリーンのデザインパッケージを組み合わせました。

編集部にやってきたマケナターコイズメタリックのT-Crossは、スタッフはもとより、スタッフの家族にも好評で、コンパクトSUVの人気が高いのも当然かなと思いました。

今後はその人気の秘密に迫るとともに、快適なカーライフを送るためのカスタマイズなどを愉しんでいきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします!

(Text by Satoshi Ubukata / Photos by Kinari Arashima)