フォルクスワーゲンは、2020年4月20日の週から、ヨーロッパなどの工場で順次生産を再開する。

中国では、フォルクスワーゲンの33工場のうち32工場がすでに生産を再開している。その後、従業員の新型コロナウィルス感染は報告されておらず、その健康保護対策を参考に、ヨーロッパなどで順次生産を再開する。

これに先駆け、4月6日からはドイツのブラウンシュヴァイクとカッセルのパーツ工場が段階的に生産を再開。さらに、4月14日からはザルツギッター、ケムニッツ、ハノーバーのパーツ工場や、ポーランド工場が稼働している。

4月20日の週にはツヴィッカウとスロバキアのブラティスラヴァの工場が生産を再開し、続いて4月27日の週にはドイツ、ポルトガル、スペイン、ロシア、アメリカにある工場が、さらに5月中に南アフリカ、アルゼンチン、ブラジル、メキシコで順次生産を開始するという。

(Text by Satoshi Ubukata)