新型コロナウイルス、世界を巻き込んで大変なことになってきましたね。WRC、F1、ル・マンがのきなみ延期やキャンセルで、かなり先行きが心配なことになってきてしまいました。オリンピックもどうなることやら……ですよね。
とまぁ、嘆いてばかりいても仕方がないので、やれることをやっていくしかないと開き直っている今日この頃です~。
さて、そんななかで開催されました新城ラリー。無念の無観客開催となってしまいました……。新城ラリーは毎年たくさんのお客様が来てくださるだけに、とっても寂しかったです。でも、今年はラリージャパンが控えているということで、メディア関係者は大勢いらっしゃいましたし、テレビ愛知さんがライブ配信してくださったりと、みなさま盛り上げようとしてくださっていたのが、とっても嬉しかったです。
2020年3月11日(水)移動日 晴れ
本日は移動日。通常は木曜日移動なのですが、今回は山田政樹さんと初コンビになるため、1日早く集合してクルマのチェックやペースノートあわせをする時間を設けたというわけです。
今回の宿泊は、駅前のホテルアークリッシュ豊橋。圭rpを応援してくださっているサーラカーズさんのグループ企業ということで、サーラカーズさんがスポンサードしてくださいました。ありがとうございます!豊橋でいちばんキレイでサービスの素晴らしいホテルなので、皆さまもお出かけの折にはぜひ! コストパフォーマンスの高さに感動されること間違いなしですよ~。
2020年3月12日(木)テスト 晴れ
朝いちばんに行ったのは、モモちゃんの整備。山田さんが乗りやすいよう、使いやすいように、ラリーコンピューターの装着などを行います。そして、ランチの後はいざテストへ。新城ラリーの会場やSS付近での試走は禁じられているため、三ヶ根山スカイラインの方まで足を延ばすことにしました。とはいえ一般道なので、ゆっくり走りながらレッキの練習です。ペースノートあわせですね。明日からのレッキ上手くいくといいなぁ~。
2020年3月13日(金)レッキ 晴れ
コ・ドライバーの山田さんと初めてレッキに出かけます。昨日のチェックで舵角の数値に関してはほぼ感覚が同じだったのでそこはひと安心。山田さんは現役ラリードライバーさんなので、速く走れるペースノートの作り方をアドバイスしていただきながらのレッキとなりました。これまでは細かくコーナーを入れ込んでいたのですが、あえてつなげてしまった方が走りやすいコーナー等々のアドバイスをいただきました。山田さんは昨年まで毎年新城ラリーではスイーパーさんを務めていらっしゃったので、このあたりの道は熟知されていることもあり、とっても頼りになりましたよ~。
2020年3月14日(土)DAY1 雨
朝起きたら……雨。業界では霊験あらたかとまで言われるほどの晴れ女の私ですが、なぜかラリーは雨が降る(悩)。ところがこの新調したレーシングスーツ、曇天や雨天だとより前作より鮮やかになったピンク色が冴えわたるようで、お目立ち度満点でした(笑)。新しく導入したネオピンクの生地、いままでよりもひときわいい雰囲気になりましたよね?! さて雨天というわけで、タイヤはA052をチョイス。今回はタイヤが6本しか使えないということで、A052を4本、A08Bを2本で申請です。いざSS1へ向かいますが、TC(タイムコントロール)の手前で、車両火災の連絡が! しばらく待ちましたが、SS1は途中でキャンセルになってしまいました。なんと消防車が5台出動する、全焼の車両火災。幸いクルーは無事でしたが、無念ですよね……。
オルタナティブルートを使って、SS2へ。すると今度はSSを途中まで走ったところでストップサイン。数台前のクルマが転倒し、コースをふさいでしまったということで、その後はゆっくりとスルー。こちらも幸いクルーは無事だということで、ホッと胸を撫でおろします。雨天ということで、路面がかなり滑るのでアクシデントも多いんですよね。
というわけで、SS1とSS2は救済措置により適宜タイムが与えられ、ようやくまともに走れたのはSS3から。つまり午前中は1本のSSで終了です。サービス明けの午後、SS4はSS1と同じコースのため、キャンセルに。SS5とSS6が走れました。つまり本日はSSを3本走って終了。ただでさえ今回は無観客開催のため新城総合公園内のSSSがなくなったので、距離が短くなっていたため、なんとなく不完全燃焼でDAY1を終えました。初コンビの山田さんとできるだけ息を合わせるべく、少しでもラリーマイルを稼ぎたいのですが…。
2020年3月15日(日)DAY2 曇り時々晴れ
DAY1の夕方から雨は上がったものの、鬱蒼と茂った山の中の林道の路面は半乾きといったところ。唯一、ハイスピードの鬼久保SSだけはドライというコンディション。使えるタイヤ本数が6本しかないため、タイヤの選択にかなり頭を悩ませましたが、どんどん乾いてくるはずだ!との希望から、フロントA08B、リヤA052という組み合わせで挑みました。
ところが気温が上がらない。路面温度も上がらない……というわけで、想像以上に路面はスリッパリーで手こずることになってしまいました。にもかかわらず、予想していたよりも空気圧が上がりすぎてしまったりと、なかなかセッティングがピタッとはまりません。
さらに午後は賭けに出て、足回りイケイケセッティングへと切り替えた私。テインさんの足回りはドライバーへのインフォメーションも的確だし、抑えがきちんと利いていて、とっても走りやすいのですが……。予想ではもっとドライ路面になると踏んでいたんですよねぇ。依然として、気温も路面温度も上がらず裏目に出たてしまったかも……。というのも、私が比較的得意とするハイスピードの鬼久保SSにセッティングを合わせてしまったため、距離が3倍ある雁峰SSで、相当手こずることになってしまったのでした……。
でも山田さんと、ペースノートのタイミングが、もう少し合うように練習を重ねれば、また一段階上に上がれそうな予感がします。4年目を迎え、チームの結束力もより高まってきたので、真剣に楽しくラリーを続け、ラリージャパンに備えていきたいと思います。
「いくつになってもチャレンジはできる! 眠れなくなるほどの大きな夢を、竹岡 圭と一緒に追いかけて、叶えてください~!」
(圭rally project 竹岡 圭)