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毎年恒例新年の輸入車イッキ乗り試乗会「JAIA試乗会」が今年も2月上旬に開催され、参加してきました!

今回、私は3台に試乗しましたが、それがたまたまですがすべてVWグループ。といいつつ、VWはなぜかありませんでしたが。というか、VWのクルマはつい最近も個別で試乗しているため、JAIA試乗会ではあまり試乗していないクルマを中心にリクエストをします。

まず朝一番で試乗したのは「ポルシェ911カレラS」(タイプ992)。

8代目の最新911は、3L水平対向6気筒エンジンと8速PDKの組み合わせ。新型は、スタイリッシュでありつつボンネットのデザインなどはクラシカル。そのせいか、どこか懐かしい感じがします。ライトは4灯式のヘッドライトで、暗いところで見てもポルシェだとわかります。しかも84個のLEDを使ったLEDマトリックスヘッドライト(オプション)。

一方、テールライトは直線的なデザインとなり、今のポルシェのトレンドを踏まえています。クルマはより低くスポーティに。前のモデルまでは、4WDだけがリヤフェンダーにふくらみがあるワイドボディでしたが、いまはどのモデルでもワイドボディになったのも変更点。リヤは空冷時代のイメージを踏襲し、黒のスリットを縦型にして前に行くようなスピード感を演出。もちろん冷却機能も考えてられています。

フラット6を収めるエンジンルームは外からは見えませんが、エンジンルームを見てるとファンが。

インテリアは水平基調。中央にPCM(ポルシェ・コミニュケーション・マネージメント)の10.9インチの大型タッチスクリーンが設定され、5連メーターは液晶化。体にフィットするシートはさすが!

そして驚くのは静粛性とショックの少ない滑らかな乗り心地。やっぱり気持ちいいのよね。フィットするシートでさすがです♪

続いて「アウディTTロードスター 45TFSIクワトロ」。

私は2代目TTの元オーナーなので(といってもクーペですが)、TTの進化は気になるところ。TTロードスターは2019年にマイナーチェンジされたので。最近のアウディらしく、ハニカムパターンのフロントグリルに変更。R8とTTだけはフロントグリルではなくエンジンフード側にアウディのエンブレムであるフォーシルバーリングス。ヘッドライトはロービーム用のLEDライトとハイビーム用のマトリクスLEDライトを組み合わせたもの。

インテリアも最近のアウディ。バーチャルコックピットはもちろん装備され、フルデジタルの世界はアウディの先進感を醸しだします。表示の仕方はいくつか種類があるのでお好みで。そしてこのバーチャルコックピットのおかげで、車内はかなりスッキリ。そして特徴的なのはアウディのエアコン吹き出し口にはそれぞれほかの役割も与えられています。エアコンの温度、風量、シートヒーターの温度調整などが可能。

ルーフの開閉はわずか10秒。50km/h以下なら走行中でも操作が可能。首元から出てくるエアスカーフが体を温めてくれるので屋根を閉めると車内が熱くなるほど。

そして「45TFSIクワトロ」は、「45」という数字でもエンジンは2Lの直列4気筒ターボ。230ps。そしてアルミを多く使ったボディは軽快そのもの。アウディドライブセレクトを「ダイナミック」に切り替えると、エンジン音に迫力が増すことに加え、ハンドルの手ごたえも足まわりも引き締まります。

そして「ランボルギーニ ウラカンEVO」……。このクルマの話はまた今度!

つづく……

(Text by Yumi Yoshida)