2019年8月21日、フォルクスワーゲン グループ ジャパンは、7速DSGに不具合があるとして、「ポロ」や「ゴルフ」など、計17万6800台のリコールを国土交通省に届け出た。

対象となるのは、2008年(平成20年)4月から2016年3月に輸入された7速DSG(乾式単板クラッチのタイプ)の搭載車。リコール届出書によれば、「7速DSG型自動変速機のメカトロニクスにおいて、アッパーハウジングのねじ切り加工が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、アキュムレーターの継続的な油圧変化により疲労の蓄積により、アッパーハウジングに亀裂が発生し、油圧が低下して、最悪の場合、駆動力が伝達されず走行できなくなるおそれがある」とのこと。

そのため、リコール該当車両のアッパーハウジングの製造ロットを確認し、不具合に該当する場合はアッパーハウジングを対策品に交換する。

該当車両の一覧は、こちらのリンク(PDFが表示またはダウンロードされる)を参照のこと。

VW7速DSGギヤボックス搭載車両のメカトロニクス アッパーハウジングの不具合

(Text by Satoshi Ubukata)

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