フォルクスワーゲンは、2019年5月15日〜17日、オーストリアのウィーンで開催されたウィーン国際モーターシンポジウムで、新たに開発したマイルドハイブリッドドライブの概要を発表した。

フォルクスワーゲンは、次世代ゴルフ=ゴルフ8に、マイルドハイブリッドシステムを搭載する予定で、その姿がウィーン国際モーターシンポジウムでヴェールを脱いだ。

1.5 TSI Evoに組み合わされるのは、48Vマイルドハイブリッドドライブ(mHEV)で、従来の12Vシステムに、48Vシステムが追加されることになる。

mHEVは、ベルト統合型スタータージェネレーター(BSG)や48Vリチウムイオンバッテリーなどで構成され、BSGが従来のスターターの役割を果たすとともに、減速時などには運動エネルギーを電気に変えて、助手席下のリチウムイオンバッテリーをチャージ。そして、加速時にはこの電力により、BSGを使ってエンジンをアシストする。

さらに、コースティング(惰力走行)時にはエンジンをオフにすることが可能だ。これらにより、100km走行あたり0.4Lの燃費向上が図られるという。

1.5 TSI EvoとmHEVがゴルフの走りをどう変えるのか、いまから楽しみだ。

(Text by Satoshi Ubukata)