「Happy new era Reiwa !」の見慣れないメッセージが飛び交う令和元年明けですが、そのちょうど1週間前に、広報車の「up! GTI」をお借りして試乗しました。このクルマが平成最後に試乗したフォルクスワーゲンになりました。

up! GTIは2018年6月に600台限定で発売されましたが、ままたくまに完売。追加販売を望む声に応えるべく、2019年2月には限定車ではなく、レギュラーモデルとして再発売されたのは記憶に新しいことでしょう。

そんなup! GTIに、再発売から少し遅れて試乗しました。試乗車のボディカラーは“タングステンシルバーメタリック”。前回の限定車のときにはなかった色です。

レギュラー販売モデルになって変わったのが、リヤビューカメラが装着されたことです。写真を撮り忘れたので、広報写真を合成してみました(笑) こんな感じで、純正インフォテインメントシステムに表示されます。意外に後方視界が良くないので、小さくても役に立ちます。

それ以上にうれしいのが、「beats sound system」がおごられること。なかなか気持ちのいいサウンドを奏でてくれます。

さらに、試乗車にはフォルクスワーゲン純正アクセサリーのLEDヘッドライトが装着されていました。GTIにかぎらず、up!オーナーにはおすすめです。ついでにフォグライトもLED化できるといいですね!

走りについては、以前の試乗記をご覧いただくとして、贅沢な装備はありませんが、マニュアルで走りを楽しみたいという人にはぜひおすすめしたい一台といえます。私はゴルフ1を手放してからマニュアルに乗る機会が激減しましたが、これならトラブルの心配なく(!?)毎日安心して乗れていいなぁ……と思いました。

ちなみに、今回はツインリンクもてぎまでこのクルマで出かけました。帰りに常磐道が事故渋滞し、「DSGとACCがあるクルマだったら……」なんて思う瞬間もありましたけどね(笑)

ただ、小耳に挟んだ話として、日本への供給が間に合っていない状況のため、いま一時的に注文をストップしている状態なんだとか。

up! GTIがほしいという方は、いましばらくご辛抱を!

(Text by Satoshi Ubukata)