このところ、とにかくイベントラッシュなのですが、この前の日曜日(11月11日)は東京・お台場で開催されていた「Street VWs Jombree」に行ってきました!

なんでもこちら、空冷&水冷のフォルクスワーゲン雑誌「Street VWs」のイベントで、会場は古いフォルクスワーゲンのオンパレード! 古いビートルやフォルクスワーゲンバスがあるはあるは!

しかもそれを綺麗にレストアするだけではなく、敢えてボロボロのボディで、塗装はところどころ剥げ落ち、地肌が覗いているクルマもチラホラ。興味津々でオーナーさんに声をかけると、「オイルを塗って、もっと茶色い部分を増やしたい」との話に私はビックリ! 茶色い部分=錆なわけですよ。

その辺に置かれていたら廃車待ちの放置車両だと思われかねないレベルですよ! それを敢えて錆びさせたいとは……。

私、旧車の楽しみは、レストアして新品のようにピカピカにすることだと思っていましたが、古びている部分も含めて愛でるという世界もあるようなのです。そしてよく見ると、そこに興味を持っている人が意外と多いということにも驚き~。かくいう私もいつのまにかそんなクルマに注目していました。

そしてこういう光景を見たり、そんな車に注目している人たちを見ていたら、新しいクルマ、新しい技術を追い求めている私は、常に若い女性を好む日本みたいだな、と思うのです。

欧州などは違います。たとえばフランスのマクロン大統領は、奥様は元恩師で25歳年上の女性。マクロン大統領にとって魅力的な存在の彼女だけでなく、経験を積んだ大人の女性が魅力的に思われる土壌があるのかもしれません。

若さはいつかは失われてしまいます。しかし、若さと引き換えに、さまざまな経験や体験をした時間が顔や体、そして心にシワを刻みます。しかもそれはネガティブなことではないのです。

こういう車を好きな人は、容姿や年齢で女性を選ばない
→シミやしわまで愛してくれる
→加齢なんて怖くない

これが私のシミュレーションの答え。それって、なんか心強い(笑)

(Text by Yumi Yoshida)