毎年、この時期に発表されるJ.D.パワーの「日本自動車セールス満足度調査」。

2017年の今年、プレミアムセグメントは相変わらずの「レクサス」ですが、量産ブランドでは「フォルクスワーゲン」が1位!

しかも、「セールス担当者」「店舗・施設」「契約・価格」「納車」のすべての項目ですべてトップスコア。

ちなみに昨年はいろいろなことが影響し、1位をMINIに譲ったものの、それでも健闘の2位。そして今年はまた1位に返り咲き。

当然、ものすごい努力をしたと思われるのですが、具体的にはどんな対策をとったのでしょうか?

というわけで私は、都内某ディーラーに勤務する知人に電話取材。

由美:J.D.パワーの「日本自動車セールス満足度調査」の量産セグメントで1位になりましたが、具体的にはどんなことをしたのですか?

A:そうなんですか?現場ではまったく実感はありません。派手なことはせず、毎日たくさんのご意見をちょうだいするので、お客様の声をしっかりと聞いています。

お客様の声をしっかり聞く......簡単そうで実は難しい......。

フォルクスワーゲンといっても、日本は輸入されたクルマを売るという立場。クルマをつくっているわけではないのに、お客さまからはいろいろといわれているはず。いいたいこともたくさんあるでしょうに......。それに耐えて、フォルクスワーゲンの商品力を信じてがんばってきた結果の1位返り咲き。

そんな現場の日々の努力あっての1位。なんか今回の1位は、これまで以上に価値があるような気がするのは私だけでしょうか?

(Text by Y.Yoshida)