プジョーの強さには脱帽です。
そうなると、期待は#1のクリステンセン、カペロ、マクニッシュにかかりますが、#9のプジョーが大きなトラブルもなく1位と2位を守り、一方の#1のR15は、ECU交換、ステアリング交換、右リアサスの交換とさまざまなトラブルに見舞われ、その間にプジョーには引き離され、4位のアストンマーティンに迫られるという始末。あまりに辛すぎます。
完敗です。
それにしても、今回はルマンの怖さを思い知らされました。アウディもそうですが、LMGT1クラスでトップ争いをしていた#64コルベットが終盤にリタイヤしたり、LMP2で2位確実と思われてきた#5のNAVI TEAM GOHのポルシェRSスパイダーがゴールまであと1時間15分というところで、コース上のオイルに乗りまさかの大クラッシュ(運転していた荒選手は無事のようですが......)するなど、24時間の長さをあらためて感じました。そういえば、2004年にアウディR8で出場したTEAM GOHが優勝したとき、最後の1時間を祈るような気持ちでピットで過ごしたのを覚えています。
最後まで何があるかわからないのがルマンです。だからこそ面白いわけで、すでにアウディは来年も出場することを表明していますが、R15の雪辱を祈っています。