夏の音楽イベントにもいろいろありますが、アウディファンなら真っ先に思い浮かぶのは「Audi MUSIC meets ART」でしょうか?
「箱根彫刻の森美術館」で開催される野外ジャズライブ「Audi MUSIC meets ART」は、夏の風物詩としてすっかり定着した感があります。にもかかわらず、僕は一度も足を運んだことがありませんでした。今年は10周年にあたり、豪華な顔ぶれが揃うというので、「それじゃあ!」とスケジュールを空けて、8月最後の週末を待つことに。

そしてイベント当日の8月29日(土)、愛車......ではなく、借りモノの「アウディR8 5.2 FSIクワトロ」に乗り込み、彫刻の森美術館をカーナビの目的地にセットして、いざ出発! あいにく昼を過ぎても東名高速の下りは渋滞が続いていましたが、午後4時過ぎには現地に到着。開演まで2時間ほどあるにもかかわらず、駐車場にはたくさんのアウディが詰めかけています。アウディを借りておいてよかった(笑)

ひと休みし、頃合いを見て、ライブ会場の「緑陰広場」へ。ステージ前の芝生では、すでに大勢の人々がスタンバイ。僕もうしろのほうに腰を下ろして、午後6時の開演を待ちます。しばらくして、"MUSIC meets ART ALL STARS"、すなわち、過去、Audi MUSIC meets ARTに参加したミュージシャンたちがステージに登場、ライブの幕が開きました。オープニングを飾った「Dear August」は、今年100周年を迎えたアウディの創設者「アウグスト・ホルヒ」に捧げたオリジナル曲。アキコ・グレース(ピアノ)、天野清継(ギター)、佐藤ハチ恭彦(ベース)、TOKU(フリューゲルホーン)、山内陽一郎(ドラム)が奏でるサウンドが、涼風とともに、耳元を過ぎ去ります。あぁ、なんて気持ちがいいんだろう。

それからしばらくは、心地良いジャズの調べが、約1000人の聴衆を魅了。この雰囲気が続くかと思いきや、メインゲストのcobaの登場により一転、エネルギッシュなアコーディオンのサウンドが会場に広がります。

そして、スペシャルゲストの大貫妙子にマイクが渡り、すがすがしい歌声が心に染み入る頃には、ライブも終盤を迎え、最後は大貫妙子の代表曲のひとつ、「Shall we dance?」で、約2時間にわたるステージは幕を閉じました。

来年はみなさんもぜひ!