メインステージこそR8スパイダーとe-tronに奪われてしまいましたが、個人的に楽しみにしていたのがS5スポーツバック。

やっぱりカッコよかった!

S5スポーツバックどころか、A5スポーツバックでさえまだ見たことのなかった僕にとって、ナマで見るS5のスタイリングはとても新鮮でした。

しかし、なんとも地味な扱い。平置きです。まあ、そのほうが見やすくていいんですが(笑)。

ネームプレートが「S5」なので、スポーツバックと気づかずスルーするプレスも多かったようで......ねっ、マキムラ編集長(爆)
それはさておき、このS5スポーツバック、S4とS5の中間的な存在で、外観はクーペのようにスタイリッシュですが、使い勝手はセダン以上アバント未満という、まさにS4とS5のいいとこどりをしたモデルです。   
搭載されるエンジンは、S5のV8ではなく、S4と同じ3.0TFSI、すなわち、スーパーチャージャー付きV6直噴ターボ。最高出力は245kW(333ps)、最大トルクは440Nm(44.9kgm)。トランスミッションは7段Sトロニックが標準になります。ちなみに、リヤスポーツディファレンシャルはオプションで選べます。
インテリアは、Sモデルならではのスポーティかつ豪華な雰囲気。ショー会場では、リアシートを観察するチャンスもありませんでした。セダンやアバントに比べるとやや狭いという話ですが、クーペに比べればはるかに実用的なはず。


それで、このスタイリッシュな後ろ姿が手に入るなら、アバント派の僕も宗旨替えしてしまいそう......というか、そもそも5ドアハッチバックって嫌いじゃないし、荷室へのアクセスが容易なので、セダンよりもずっと便利です。
日本ではウケがよくなかった5ドアハッチバックですが、ヨーロッパからポルシェ・パナメーラやBMWの5シリーズ・グランツーリスモが日本上陸すると、流れが変わるかもしれません。


セダンよりも使い勝手がよく、エクステリアはクーペのようにスタイリッシュ。まあ、「S5スポーツバック」は手が届かないとしても、A5スポーツバックっていいよなぁと、日本上陸を楽しみにする僕。

A5/S5スポーツバック、案外番狂わせになるんじゃないかと、密かに予想しています(笑)