まず、4月9日に6代目となるゴルフが登場。全車1.4L TSIエンジン+7DSGを搭載。"シングルチャージャー"仕様の「TSIコンフォートライン」、"ツインチャージャー"の「TSIハイライン」の2グレードをラインアップ。新しいフロントマスクとシャープなデザイン、そして、向上した静粛性がとても印象的です。
この5台のなかから「フォルクスワーゲン・オブ・ザ・イヤー」(=VOTY!?)を選ぼうかと思ったのですが、さんざん唸ったものの、甲乙をつけがたく、第1回VOTYは該当モデルなしということになりました(笑)
どれを選んでもハズレがないのですが、新車にしては、インパクトが足りないように思います。シロッコを除けば、どのモデルもメカニズムはほぼ旧型を受け継いでいて、パワートレインも旧型の末期とほぼ変わらない。それだけに、信頼性は高く、洗練度も増しているわけですが、デザイン以外の部分ではインパクト不足でした。
もちろん、それが悪いわけではないし、新車を検討している人には安心材料となるでしょう。ただ、ゴルフ5やゴルフ5ヴァリアントが、モデル末期でも高い魅力を誇っていたことを考えると、モデルチェンジはもう少し先でもよかったのかなぁという気もします。あるいは、ゴルフ5やゴルフ5ヴァリアントでは1.4 TSIシングルチャージャー+7DSGの搭載を見送り、ゴルフ6の目玉として据えることができたら、印象が違っていたかもしれません。そうはいっても、メーカー側にも事情があるので、シロウト考えのようにはいきませんし、ゴルフ5やゴルフ5ヴァリアントに1.4 TSIシングルチャージャー+7DSGが搭載されたからこそ、僕のように購入したユーザーもいるわけで、こればかりはなんともいえません。
と、まあ、2009年の感想はうまくまとりませんでしたが、一方、2010年は新車の数は少ないかもしれませんが、1.2 TSIエンジンがポロやゴルフに搭載されたり、新しい「Rモデル」の導入が控えるなど、なかなかマニアックな1年になりそうです。
そんな2010年の到来を楽しみにしながら、2009年はこれで失礼したいと思います。皆さん、ありがとうございました。では、また来年!