以前、"新兵器"として僕のコラムで紹介した「kiwi Wifi」。

久しぶりに引っ張り出して、使ってみました。

どんなものかというのは上のリンクをご覧いただきたいと思いますが、これとiPhoneを組み合わせると、いろいろな車両情報がモニターできるんですよ。

表示できる情報は車種に依存します。たとえばウチのゴルフヴァリアントでは、速度、エンジン回転数、エンジン負荷、そして、左のようにブースト圧などが表示可能です。

iPhone用のアプリケーションは別売りですが、ハードウェアに比べたら安い。
表示内容によっては、単位の変更も可能です。

以前、ブースト圧の表示をSI単位系に切り替えると針が止まってしまうというバグがありました。アメリカのアプリなので、SI単位系はちゃんと動作確認しなかったのでしょう(笑)

メーカーにレポートしたら、いつのまにか直っていました。
久しぶりに引っ張り出したのは、ゴルフTSIトレンドラインの新しいエンジンをチェックするため。とくにブースト圧に興味がありました。実際、その動きを見てみましたが、アクセルペダルを軽く踏んだだけでも、素早くブースト圧が立ち上がるのは驚きでした。これが1000rpmそこそこの低回転から必要十分なトルクを発揮する秘密なんですね。

1.2TSIの最大ブースト圧はプラス0.9bar(90kPa)。全開だとプラス0.8barをキープする場面が多かった。

じゃあ、このクルマはどうなんだろうと、ゴルフRにKiwi Wifiを持ち込んだところ、残念ながらブースト圧は表示できず......。

たまに情報を見るならKiwi Wifiは便利ですが、ときどき熱で暴走しますし(笑)、ゴルフRのケースのように、表示できない情報もあります。常に愛車でブースト圧をチェックしたい方は、やはり専用のブースト計を用意したほうがいいと思います。仕事がら僕のようにいろいろなクルマに乗る人には便利なツールですよ。