そんな情報を得た取材班は、三重県川越町にある「フォルクスワーゲン三重北」に向かいました。
「ゴルフTSIトレンドライン ブルーモーションテクノロジー」の燃費チェックをかねて、三重県に行ったという話は
このカラーリングに見覚えがあるなぁ......と思い、最近めっきり衰えてきた記憶を辿ると、以前、レースを取材しているカメラマンが「フォルクスワーゲンのロゴを貼って走っているクルマがあるんだよ」といって見せてくれたのが、このマシーンの写真だったような......。
でも、FJ1600ってエンジンはスバル製だから、フォルクスワーゲンとは無関係のはず......どうして?と悩んでいたら、フォルクスワーゲン三重北の吉田雄作店長が疑問に答えてくれました。なんと、吉田店長のマシーンだったんです!
ショールームが位置する川越町から1時間ほどの場所に「鈴鹿サーキット」があります。吉田店長はその鈴鹿で開催されるFJ1600シリーズに長年参戦してきました。腕前はかなりのレベルで、優勝経験もたくさんあります。現在はFJ1600シリーズの後継にあたる「スーパーFJ」に参戦しています。ということは、吉田さんは「日本一速いフォルクスワーゲン店長」!?
ショールームに展示されているマシーンは、いまは使っていないFJ1600だったんですね。ちょうど来店した男の子が、脇目もふらずにコックピットに乗り込んでいきます。本物のレーシングカーですから、子供たちにとってはペダルカーよりも数倍エキサイティングでしょう。
新車にアライメントチェックは必要なんでしょうか? 当然、新車としてショールームに届けられるクルマは、メーカーの指定した範囲内にアライメントが収まっているわけですから。でも、許容範囲に入っているだけでは満足せず、それをさらにベストの状態にしたいというのが吉田店長のこだわりなんですね! クルマ好きにとってはなんとも頼りがいのある吉田店長、そして、フォルクスワーゲン三重北なのでした。
(Text by S.Ubukata)