2012年4月に追加された「ポロTSIコンフォートライン ブルーモーション テクノロジー」をドライブ。気になる燃費は?



気になってはいたものの、スケジュールがあわず、なかなか借りられなかった「ポロTSIコンフォートライン ブルーモーション テクノロジー」。先日、ついに乗ることができました!

このクルマの特徴は、スタート/ストップシステム=アイドリングストップ機構やブレーキエネルギー回生システムにより、ポロTSIコンフォートラインの燃費をさらに高めたことです。10・15モードで21.5km/L、JC08モードで21.2km/Lは国内販売されるフォルクスワーゲン史上最高の燃費です。

しかも、ポロTSIコンフォートラインには未装着の本革巻きステアリングホイールや本革巻きシフトレバー、本革巻きブレーキグリップが標準装着されるのもうれしいところです。


さっそく走りだすと、相変わらず1.2TSIは期待以上の力強さです。今回は3名乗車でエアコンオンという状況が大部分を占めたにもかかわらず、まったく不満のない走りを見せてくれました。

運転していて気持ちがいいのが、いかにもひっかかりの少なそうなタイヤの動きです。クルマがすぅーっと滑っていくような感覚......もちろん、実際に滑るわけではありませんが(笑) これも低燃費に貢献しているはずです。

乗り心地は快適です。個人的にはもう少しダンピングが効いた、シャキッとした動きがほしいところですが、これは好みの問題......。

スタート/ストップシステムはエンジンが完全に暖まらない状況でも機能します。エンジンの再スタートはとくに早いわけではなく、DSGとの組み合わせではワンテンポ出遅れることもありますので、発進の直前にブレーキを少し緩め、先にエンジンを再スタートしておくのがコツです。
カンジンの燃費ですが、563km(うち高速は7割程度)の走行で16.5km/Lでした。高速走行区間では18km/Lを超える数字を表示していました。エアコンオンで3名乗車、しかも、スピードを落としたわけでなく、クルマの流れにまかせて走ってこの数字はすごい!
一方、都内のいつもの通勤路で、平均速度が20km/h台にもかかわらず、エアコンオフで14.1km/L、エアコンオンで12.8km/Lというのも立派です。

欲をいえば、ポロTSIコンフォートライン ブルーモーション テクノロジーにバイキセノンヘッドライトが付けられるといいのになぁ......なんて思いつつ、あらためてTSIとDSG、そして、最新の低燃費技術に感心した僕でした。


(Text by S.Ubukata)