世界3500台限定生産のザ・ビートル・レーサー。日本でも100台が限定販売されています。そんな貴重なザ・ビートル・レーサーを借りて家に帰ったところ......。



クルマにはまるで興味がない高校生の娘が、このザ・ビートル・レーサーには珍しく反応しています。

たしかにこれだけ派手だと、気になるのも当然のこと。運転していて、視線を感じるクルマは久しぶりです。


娘:お父さん、あのクルマな〜に?
父:ビートルだよ。
娘:カワイイ!
父:かわいいか?
娘:プリンみたいで、カワイイよねぇ!

そういわれれば、黄色と黒でプリンに見えなくもないけど......。いまどきの女子高生にはついていけません。単にウチの娘の発想がおかしなだけかもしれませんが(笑)

それはそうと、このザ・ビートル・レーサー、日本以外では「ビートルGSR」と呼ばれているのはご存じですか? GSRはドイツ語のGelb-Schwarze Rennerの略で、"黄色と黒のレーサー"という意味。たぶん、大人の事情でGSRという名前が使えなかったんだろうと思いますが、黄・黒レーサーというだけに、ボディはもちろん、室内のいたるところに黄色や黒のアクセントが施されています。

ちなみに、ボンネットのストライプはステッカーではなくペイントです。

バンパーやシートはR-Line仕様なので、ザ・ビートル・ターボともまたイメージが違いますね。

実際に運転してみると、エンジンはパワフルだし、排気音は適度にスポーティだし。サスペンションはただ硬いだけではなく、懐の深さが感じられるセッティングで、なかなかの好印象です。

これで、もう少し地味なら、控えめな僕でも乗れるのになぁ......。海外ではプラチナムグレーと黒の組み合わせもあるそうですが、潔くプリン風でいきますかね(笑)

たぶん、まだ完売していないと思うので、気になった方はお早めにディーラーまでどうぞ!

(Text by S.Ubukata)