几ッ帳面(几帳面の比較級)なドイツのミニカーメーカーはデフォルメするにしても実車のプロポーションを残します。しかし、国境一本隔てた「美」の国フランスでは、実用のカタマリであるゴルフですら、よりスタイリッシュに変身。ドイツ機能主義への"antithese(アンチテーゼってフランス語だったんだ)"ではないと思いますが、美の要素を加えないと気が済まないのかも知れません。え?普通のゴルフに見える?Non,Non.エンジンフード(ボンネット)はちょっと低く、ルーフが薄目で、全高に平べったいのです・・・微妙ですか?微妙ですね・・・。でもほら、い、色もお洒落じゃないですか。いかにもフレンチブルーな感じとか。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。