■ CGGC(Italy)
■ 1/48
前回に引き続き、イタリア産のゴルフです。今回はプラ製です。パッと見は、間違いなくゴルフ。でも、ちょっとプロポーションが変です。ホイールベースが長いのでしょう。このCGCGというメーカーは、1970年代の自動車やバイク、ロボットのキットを得意としていたようです。自動車はすべて1/48というスケールでラインナップされていて、このゴルフも例外ではありません。
しかし、そんなはっきりした縮尺をシャシーに表示している割には、リヤの造形はちょっと投げやり、かと思えばフロントグリルは妙に繊細なルーバーが刻まれていたりして、不思議にアンバランスな一台です。ボディの前と後ろを違うデザイナー、いや、違うメーカーが造ったようです。室内をのぞくと、シートとダッシュボードはありますが、ステアリングは割愛されています。
でも、この色といい、材質といい、ぱちんとはめ込んだタイヤといい、なんとも牧歌的で見ていると心が和みます。画像では見えないのですが、シャシーに前輪が曲げられるような切込みが設けられているのですが、車軸がシャシーと一体なので、タイヤは律儀に直進のままです。設計者と製作ラインの意思疎通が図れていなかったのでしょうか。その辺、イタリア感あふれる感じでよいのですが、やっぱり、ちょっと変なミニカーなのでした。
でも、この色といい、材質といい、ぱちんとはめ込んだタイヤといい、なんとも牧歌的で見ていると心が和みます。画像では見えないのですが、シャシーに前輪が曲げられるような切込みが設けられているのですが、車軸がシャシーと一体なので、タイヤは律儀に直進のままです。設計者と製作ラインの意思疎通が図れていなかったのでしょうか。その辺、イタリア感あふれる感じでよいのですが、やっぱり、ちょっと変なミニカーなのでした。
◆ das kleine Golfgang(ダス
クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。