■ Golf GTI
■ Revell AG(Germany) 
■ 1/18



カリカチュアとか、風刺画と呼ばれるイラストをまとったゴルフ4です。解読しようとしましたが、風刺なので短文の中に含みがいっぱいで、ただでさえ難解なドイツ語がいっそうよくわかりません。わかったのは、このイラストがThomas Plassmannさんのものであり、Frankfurter Rundschauという新聞に連載されている"DiE LAGE DER NATiON"と呼ばれるシリーズであることくらいです。

私はゴルフを集めているので、こういう亜種も捕獲したいと思うのですが、たとえばゴルフ4のオーナーだったら、こんな耳なし芳一のごとくいろいろ描かれたミニカーを果たして買う気が起きるのでしょうか。どれほど作られ、どれほどハけたのか気になるところです。可愛いイラストならまだしも、風刺画でいっぱいのミニカーという企画自体が謎深いです。今でこそ、ボディに萌え画満載の通称"痛車"が市民権?を得つつありますが、こちらは暑苦しいオジサンでいっぱいであります。

ミニカー本体は、1/18スケールのゴルフ4 GTI。4のGTIには、AT、MTとも設定がありましたが、このミニカーはMT仕様でエンジンにTDI 1.9の文字。残念ながら、リヤハッチは開きません。ゴルフのチャームポイントはこのリヤハッチだと常々思っている私には、ちょっとさびしい省略です。これがたとえば、メルセデスのSLとかのプレミアムカーだと、複雑な屋根の開閉機構まできっちり再現されてるのを見たりするので、羨ましいです。現在、1/18スケールでは、ゴルフ2、3が製品化されておらず、登場が待たれるところです。


◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。