■ Wiking(Germany)
■ 1/87
■ 25,000,000
『2500万』。
この膨大な数字を見ていてふと、思いました。実車の生産台数と、そのミニカーの生産台数は、どっちが多いのか、と。なんとなくミニカーのような気もするけれど、やはり実車?
数えようがないと言ってしまえばそれまでですけど、しかし、たとえば、近頃はミニカーの台座に生産台数が書いてあったりする訳です。稀少性を煽るためでしょうけれど、1/1000、とか、1/2000などと書いてあるのですね。ホントかな、と思わないでもないですが、意外に実車ほど作られてないんじゃないか、とも思ったり。もちろん、台数が把握できない小さいのとかもたくさんありますので、だとするといい勝負なんじゃないか、とか。
1974年デビューのゴルフ。累計生産台数が2500万台に達したのが、2007年3月23日のことでした。このミニカーは、その記念にドイツのWikingが作ったゴルフV。このミニカーではエンジンフードに数字が描かれていますが、ウォルフスブルク工場で行われたセレモニーでの実車はフロントガラスに描かれていました。また、ミニカーは赤メタリックですが、当時の資料によると、実車はトルネードレッドのTSIだったとのこと。この辺は史実に基づくのがドイツ流かと思うのですが、なぜだかこの色に落ち着いたようです。
この膨大な数字を見ていてふと、思いました。実車の生産台数と、そのミニカーの生産台数は、どっちが多いのか、と。なんとなくミニカーのような気もするけれど、やはり実車?
さて、全世界に散らばるゴルフのミニカー、この36年間に作られたその総数やいかに。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。