■ NIKKO(Japan)
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人生初ラジコンのことは、今でも鮮明に覚えてます。
と言いつつ、モデル名は"たぶん"なところがどうしようもない私ですが、あれは、たしかポルシェ917だったと思います。"左にしか曲がらない"けれど、無線でコントロールできるのがとにかく嬉しかったのです。しかし・・・のび太にはスネ夫、ちびまるこには花輪クン、ということで、ご近所の優等生のお友達はフルアクションのポルシェ935のラジコンを持っていて、やはりそれはどうしても、心の底から、猛烈に羨まし~!と思わずにはいられなかったのを覚えております。
でもって、取り上げるのはポルシェでなく相変わらずゴルフなんですが、今回のはニッコーのセミデラコン、というシリーズの一台です。先進のフルアクション・ラジコンです。フル、というのは、前後左右。自動車なんだから当たり前ですが、当時は凄かったのです。珍しくシャシーに年号が入っています。1981年製モデル、という意味でしょうか。
ゴルフ1 GTIのターボ仕様、フロントグリルは角目の四灯。格好いいですが、このデザインの実車写真を私は見たことがありません。ジェッタやアメリカ版ゴルフのラビットが角目ですが、四灯ではありません。そして、Turbo、という設定。これも、当時の資料を見る限りではそんなエンジンは見当たらず。ちょい謎モデルです。ぐにゃぐにゃのアンテナ、なんだか懐かしいです。でも、僕らが小学生の頃はいわゆる"スーパーカーブーム"の時代なので、買ってもらえたとしてもゴルフを選ぶことはなかったんだろうなぁ・・・大人が買ったのかなぁ、このGTI。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。