■ Golf GTI
■ NOREV(France)
■ 1/18



あらゆる年代のゴルフを取り上げている当コラムですが、やはり現行車種の回はご覧くださる方が多いようです。クルマを手に入れたことでミニカーに興味を持つ、というのが通常の流れなので当然でしょう。かく言う私もマイカーとしてゴルフ2を手に入れたことがきっかけだったのですが、なぜだかその瞬間に"ミニカー"そのものにも思い入れが芽生えてしまい今日に至っております。

ハナシが脱線(脱輪?)気味ですが、今回のミニカーは、最新のゴルフ6 GTI。大きめの1/18スケールです。進化した金型技術、作り手のこだわり、実車メーカーの協力体制などが相まってこのスケールになると、もはやミニカーというより鑑賞モデルという言葉が相応しい存在感です。

ご覧の通り、ダッシュボード、メーター類の再現やボディ塗装の質感に手抜きはなく、ドアやエンジンフードのチリ(パネルどうしの隙間)などもピタリと合わさり、眺めているだけでも楽しくなります。昨今省略されがちなのですが、このモデルは四輪のサスペンションにバネが入っています。別にどうということはないのですが、押さえてやればボディが沈み込むのはメカ好きには嬉しいギミックです。かようによく出来たモデルですが、オーナーの方には4ドア右ハン仕様が欲しいところでしょう。ミニカーの改造は骨が折れるので、ミニカーと同じ仕様が輸入されるといいのですが。


◆ das kleine Golfgang(ダス クライネ ゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます