■W12 NARDO
■Yatming (China)
■1/18
車名にもなっている、イタリア・ナルドサーキットにて、数々の世界記録を樹立したフォルクスワーゲンのスーパーカー。前身となるW12シンクロ(プロトタイプ)は、1997年の東京モーターショーでデビューしました。心臓部は、のちに「フェートン」に積まれることになったW12エンジン。初代ゴルフを手がけたジウジアーロ氏によるデザインですが、市販化はされないまま今日に至っております。
ご覧のとおり、カウンタックのようなポップアップドアを装備して、低く構えた姿はいかにも速そうです。322km/hの平均速度で24時間走り続けたことからも、そのルックスがダテでないことがわかります。
だからといって、ドアを開けたフチのところがきちんと塗れてないのはどうかと思いますが。
ミドシップのエアインテイクなども、このスケールならちゃんと抜きたいところですが、雰囲気で終わっています。なかなかお気楽な1/18スケールです。
とはいえ、VWのコンセプトカー、という絶妙な車種。こういうニッチな車種は、このサイズではなかなか商品化されないので贅沢はいえません。
ドイツの町中で捉えられた実車映像がYoutubeにありましたが、ゆっくり走るのは苦手なようです。
◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介してゆきます。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。