■ Golf Wagon

■ Volkswagen Japan(Japan)

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いいですねぇ、この佇まい。デビューしたての頃はとてもシャープに見えたゴルフ4の顔立ちですが、いま見ると曲線が多くて和みます。

ゴルフ4ワゴン、ドイツ本国ではヴァリアントと呼ばれるモデルです。実車は2000年に輸入開始されました。まだまだ現役で走っているのを見かけますね。


ところで、このミニカー、良く見ると右ハンドル仕様です。(欧州車のミニカーですから、たいてい左ハンドルが基本なのです。)で、ナンバープレートの台座も日本サイズ、さらに良く見ると、リヤウィンドウに"VOLKSWAGEN JAPAN"のステッカーが。

そうなのです。 このミニカーシリーズは、フォルクスワーゲン・ジャパン自らが企画した「日本仕様かつ当時ラインナップされていたボディカラーをすべて再現する」という意欲作だったのです。
ハッチバックのゴルフ、ルポ、ポロ、ニュービートルにパサートまで、その充実ぶりは目を見張るものがありました。その心意気に感動し、けっこう買い込んだシリーズです。

このボディカラーは、トルネードレッドでしょうか。当時新車を買った人は、まったく同じ色で、右ハンドル仕様のミニカーがディーラーで買えたのですから、それは素晴らしい取組みだったと思います。

オリジナルのミニカーを作る、というのはなかなか体力がいることだったと思いますが、ファンを育ててゆくこういうアイテムには、ぜひこれからも力をいれていただきたいと思います。


◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。