■ Polo

■ Conrad(Germany)

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ポロ。

球技のポロからとった、とか、マルコ・ポーロに因んだとか、Northern Polar Wind(北極風)だとか、由来は諸説あるんですね。

当時のフォルクスワーゲンは、ゴルフ(湾流)、シロッコ(風)、ジェッタ(気流)、パサート(貿易風)と流体系のネーミングが多かったので、個人的にはロマンもあるし、「北極風」説を支持したいところです。


ホンモノのポロは、もうすぐ6世代目がデビューしますが、今回取り上げるのは、Mk2、二世代目です。実車は1981年に登場しました。

ネーミングに話を戻すと、このミニカー自体は、"ハッチバック"と呼ばれたモデルのようですが、その後、いわゆるゴルフのようなほんとの(!?)ハッチバックが"クーペ"という名で出たり、2ドアにトランクを持つ"ダービィ"(日本ではクラシック)が出たりと混迷をきわめております。


ポロ・ダービィ、なんていわれると、なんとなく「球技のポロ」説が追い上げて来たりしますが......。

淡いグリーンも相まって、味わい深い存在感の一台。建設機械のミニチュアで有名なドイツ・コンラート製です。


クレーンやショベルカーに混じって、かように華奢なポロがよくぞ商品化されたものです。

この時代の、直線基調のフォルクスワーゲン デザイン好きだなぁ。


◆ das kleine Golfgang(ダス クライネゴルフガング)は、ゴルフのミニカー、"Golf玩具"にまつわるコラム。1974年に実車が誕生して以来、古今東西で作られてきたゴルフのミニカーたちの小さなボディに垣間見えるストーリーを、小さく紹介しています。101回目以降、ゴルフ以外の水冷VWも紹介していきます。