2010年のGTIカップ第3戦以来すっかりご無沙汰していましたが、その間、みなさんのフォルクスワーゲンライフはいかがでしたか?
新年を迎え、「カップカーライフ」あらため「GTI Life」を新しく連載することとなりました。今後は「GTI Life」を通して様々な情報やGTIとの生活をお届けしていきますので、どうぞよろしくお願いします。
■ あらためまして・・・

あまりに久しぶりなので、あらためて自己紹介を。あと、なぜ「GTI Life」なのか? なぜゴルフではなくポロGTIなのか? について今回は書いてみます。

まずは自己紹介。本名は西島徹(丸山は旧姓)、1966年3月生まれの現在45歳。家族は大学の同級生だった妻と小学校4年生になる男の子が一人。仕事は社会保険労務士、3年前に独立開業。肩のこる堅ぁ〜い仕事です。
そんな私がなんでレースをするようになったのか。

それは18年前に、少々厄介な病気になり先が読めなくなっていた頃でした。インテック(当時)の上原さんのところで売りに出されていた中古のゴルフ2のポカールカーと出会ったことが始まりでした。元気でいられる間に、やりたかったことを思い残すことなくやってみようという気持ちになったのです。購入後、すぐに筑波サーキットへ行きました。今にして思えば初サーキットをあんなにシビアな車で走っていたのだから、若気の至りというかなんというか...

レースキャリアとしては、2000年からゴルフカップに参戦。ポカールカーをミニサーキットで潰してしまいましたが、2L9A型エンジンを載せたゴルフ2 GTIに乗換えて引き続き参戦しました。2004年には小倉さんのコーディネートでルポ GTIカップカーを購入。ついにGTIカップに参戦することになりました。2005年からはゴルフ5 GTIカップカーを使用したGTIカップ新シリーズに参戦しました。
2007年からはmaniacsさんのフルサポートを受け、maniacs号として、GTIカップに参戦し続けることができました。今から考えると本当に恵まれていと思います。また2009年には、8speed.netスタート時からそして2010年7月の第3戦筑波ラウンド。なんとかクラス優勝することができ、7年間参戦してきたGTIカップに区切りをつけました。
同じ頃、4度目の治療が成功し、15年間の闘病生活も終えることができました。

■ ゴルフGTIからポロGTIへ

引退してから1年ほどが立った頃、『レースに出ないのだったらそろそろ4ドアの車にしてくれない?』と妻から言われました。今まで2ドアで不便な思いをさせ続け、こちらは好きなレースをやってきたのだから断ることもできません。『カップカーはレアだし、カッコイイ』なんてことは、車やレースに全く興味のない妻にとっては関係無いことですし。

ということで、7年間レースや日常使いで一緒に過ごしてきたゴルフ5 GTIカップカーと別れを告げました。そして新たに昨年12月から仲間となったのはポロ GTIです。そう、ゴルフではありません。
なぜポロだったのか? 免許を取ってから長い間いろいろな車に乗ってきましたが、本当の意味での走る楽しさを教えてくれたのはゴルフ2でした。サーキットで車をコントロールするドライビングを教えてくれたり、シンプルな構造だからクルマを自分で直したり手を加えたりすることもできました。ゴルフ2は私にとっての原点であり基準のようなクルマなんです。何よりサイズが抜群に良い。街乗りでもサーキットでも最高に扱いやすく、親子三人で乗るなら室内空間も十分に広い。このサイズを現在のフォルクスワーゲンのラインナップで見ると...それはもうポロしかありません。
正直、ゴルフGTIとも迷いましたが、ゴルフGTIの評価は完全に確立されているし、実際乗ってみても完璧。凄いのは十分わかっている。ならば、いまだ未知の部分が多いポロGTIの方が楽しいのではないか? そんなこともポロを選んだ理由でした。

■ 『GTI Life』

最後に、なぜ「GTI Life」なのか。それはここまでお読みいただければもうお分かりの方も多いはず。2000年にゴルフ2 GTIに乗りはじめてから、気が付けば11年。車種は異なりますが、ずっとGTIに乗り続けてきました。目に見えるところだけではない、歴代のGTIに貫かれている何かがきっと心地良いからだと思います。何年後かに、もし買い換えることになったら、きっとまたGTIを購入すると思います。

そんなわけで、これからはポロGTIとの生活を通して感じたことを中心にいろいろとお届けしていければと思っています。
もちろんポロのバージョンアップやモディファイについても、わが家のポロが実験台? となり、いろいろな情報をお届けします。すでにいくつか構想があり、maniacsさんにもお願い済みです。
今度はGTIカップという縛りもないので自由にやりたい放題です (笑)

宜しくお願いします!

(Text by T.MARUYAMA)